林田力 だまし売りをなくしてSDGsに寄与

『東急不動産だまし売り裁判』著者

マンションだまし売り被害を消費者契約法で解決した裁判闘争を描くノンフィクション『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』著者。だまし売りをなくすことでSDGsの持続可能な消費に寄与したいと活動しております。
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中央線の中野駅から三鷹駅

中央線の中野駅から三鷹駅です。線路の北側です。高円寺駅、阿佐ヶ谷駅、荻窪駅、西荻窪駅、吉祥寺駅は通過します。

風風ラーメン浦和道場店の味噌ラーメン

風風ラーメン浦和道場店の味噌ラーメンです。
味噌ラーメンは味噌ダレのスープのラーメンです。味噌のスープに美味しさを感じます。ラーメンは日本化した中華麺ですが、日本料理の主要な調味料を使った味噌ラーメンは一層日本的です。
以前の私は塩ラーメンが好きでしたが、最近は味噌ラーメンが好きになりました。健康志向になったのでしょうか。味噌は日本料理の主要な調味料で、主に味噌汁として利用されています。味噌は大豆に塩と麹を混ぜて発酵させて作ります。発酵調味料の味噌は代謝促進効果が優れています。主なラーメンの種類は塩と醤油と味噌になりますが、全て塩が使われています。味噌を通した塩分摂取は、食塩を単独摂取した場合と比べて血圧上昇しにくいとされます。
味噌ラーメンは北海道札幌市の「味の三平」が発祥です。「栄養があり美味しいものを提供したい」との思いから、身体によいと言われていた味噌を使用したとされます(川島信広「札幌味噌ラーメンならここ!押さえておくべき3店」ぐるたび2016年3月1日)。チェーン店の「どさん子」が味噌ラーメンを全国に浸透させました。
また、サンヨー食品は1968年9月に即席麺「サッポロ一番 みそラーメン」を発売しました。サッポロ一番と言えば「みそラーメン」くらいなイメージになっています。但し、サッポロ一番シリーズの最初は1966年1月の「サッポロ一番(しょうゆ味)」でした。
風風ラーメン浦和道場店の味噌ラーメンは、もやしやコーン、ネギが載っています。バリエーションに味噌バターコーンラーメンがあります。これはバターコーンのトッピングを追加したものです。バターコンラーメンと言えば濃厚なスープを好む向きもありますが、こちらはさっぱりしています。そのために食後は胃もたれしません。
Ramen is a Japanese noodle soup. It consists of wheat noodles. It uses toppings such as meats, vegetables, dried seaweed. It looks like a Chinese style, but it is a dish originating in Japan. It is inexpensive and widely available.
Miso Ramen is ramen noodles in deep rich soybean paste based sauce. It originated in Hokkaido where the long cold winters spurred the need for a heartier type of ramen soup.
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無電柱革命

小池百合子、松原隆一郎『無電柱革命』(PHP新書、2015年)は無電柱化推進を訴える書籍である。一般に無電柱化の目的は景観とされる。それに加えて防災目的がある。災害時に電柱が倒れて害を及ぼし、さらに復旧の妨げになるという問題である。阪神・淡路大震災の被災者へのアンケートでは、回答者の76%が倒壊した電柱で被害に遭ったとする。
共著者の小池氏は後に東京都知事になり、そこで無電柱化に力を入れる。「私は以前から「無電柱化」に、ずっとこだわってきました。阪神・淡路大震災の時に電柱が倒れることによって救急車や消防車の行く手が阻まれました。そうした問題もあって、私自身は以前から電柱に対して違和感を持っていたんですけれど、これも一気に進めていくようにしたい」(「小池百合子・東京都知事インタビュー(後編)、「金融、バリアフリー、無電柱化で技術革新」」日経xTECH 2018年3月15日)
無電柱化は欧米だけでなく、中国や韓国でも進んでいる。いつの間にか日本は後進国に転落している。これには「電柱を残すことが昭和のロマンがあっていい」という感覚があるのではないだろうか。働き方改革やシェアリングエコノミーが進まないことと共通する問題である。
もっと意味のある無電柱化への批判がある。街路樹を伐採する無電柱化工事への批判である。景観を良くする無電柱化が街路樹を伐採して景観を破壊することは本末転倒に見える。しかし、これは実はあまり噛み合った批判にならない。無電柱化には防災目的があり、それならば全ての箇所で無電柱化を進めるべきという結論になる。「この場所は街路樹が整備されているから、このままでいい」という主張は通しにくい。
建設的な批判をするならば「既存樹木を伐採しない無電柱化」を提言することになるだろう。しかし、これも言葉としては美しいですが、実現性を考えると問題がある。街路樹は残すとなると、道路は掘らない代わりに軒下配線や裏配線が求められる。これは道路脇の土地所有者に新たな負担が生じる。さらに道路脇の民有地の地下に電線を通す案も浮上しかねない。
実は小池百合子政経塾・希望の塾第五回講義では無電柱化が取り上げられた。そこでは無電柱化のために「工事の受容・協力、地上機器受け入れ等も必要に」と指摘された。無電柱化という公共目的のために私権である個々人の土地所有権を制限する考えが出ている。私は、これを最も危惧している。既存樹木を伐採しないことが目的化されると逆に周辺民有地の私権の犠牲を推進することになりかねない問題がある。
無電柱化には電力一家の独占利権を打破する効果があると考える。日本で無電柱化が進まない理由の一つに電力会社や系列企業に無電柱化のインセンティブが働かないことがある。ここでも既得権の打破が必要である。無電柱化は環境以外にも考える要素がある問題である。

『明治大正時代』Amazon Kindle

日本の明治時代と大正時代を描いた作品のレビュー集。
林田力『明治大正時代』Amazon Kindle 2019/7/8
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#林田力 #Amazon #Kindle #book #アマゾン #キンドル #電子書籍 #review #書評 #歴史 #history
Meiji and Taisho Era
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#金融 をテーマにした書籍の書評集。
林田力『金融』Amazon Kindle 2019/7/6
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Finance
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私はゼロ年代にオーマイニュースやPJニュース、ツカサネット新聞、JANJANという市民メディアで市民記者として記事を書いていた。そこで感じたことを中心にまとめた。
林田力『市民メディア』Amazon Kindle 2019/6/29
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Citizen Media
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刑事事件になった警察不祥事をまとめた。近時の警察不祥事としては埼玉県警巡査が警察官の立場を悪用して遺族から金をだまし取る詐欺パターンが深刻である。
林田力『警察犯罪』Amazon Kindle 2019/6/28
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meiji

Amazonを騙る詐欺メール

Amazonを騙る詐欺メールが出回っている。Amazonからのメールに見せかけているが、差出人のドメインがAmazonと異なるものは容易に見破れる。

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武蔵野線の西浦和駅から北朝霞駅の南側

JR東日本・武蔵野線の西浦和駅から北朝霞駅です。線路の南側です。西浦和駅は、さいたま市桜区田島にあります。田島団地が見えます。首都高速埼玉大宮線の高架が見えます。「おかしのファクトリー」の看板は株式会社グレープストーン浦和工場です。「東京ばな奈」「ねんりん家」「シュガーバターの木」などが有名です。市街地を抜けると荒川彩湖公園が広がります。彩湖(荒川調整池)が見えます。荒川を渡る前に朝霞市に入ります。荒川を渡ると朝霞パブリックゴルフ場が見えます。朝霞市上内間木を走ります。朝霞市浜崎に入り、新河岸川を渡ります。朝霞市宮戸で細田学園高校のグラウンドが見えます。再び朝霞市浜崎に入ります。

道場天満宮@さいたま市桜区

さいたま市桜区は武蔵国足立郡に含まれました。桜区道場には平安時代に大伽藍があり、1156年の保元の乱で焼失したとされます。保元の乱は京都が主戦場です。保元の乱の前哨戦となった久寿2年(1155年)の大蔵合戦は武蔵国が主戦場になりました。これを指しているかもしれません。
建久年間(1190年から1199年)は畠山次郎重忠の領地でした。畠山重忠は平安時代末期から鎌倉時代初期の武将で、坂東武士の鑑と称えられました。鎌倉幕府の有力御家人になりましたが、北条氏によって滅ぼされます。
重忠は建久年間に土中から観音像を発見しました。これが大伽藍の本尊だったと考え、守護仏として道場を営みました。これが道場村の由来とされます。この道場が金剛寺の始まりとされます。
道場天満宮は、金剛寺の境内に古くからあったとされます。道場天満宮は学問の神の菅原道真を祀ります。神紋は丸に梅鉢です。鳥居脇には撫で牛があります。境内社に八重垣神社があります。夏の祭礼では提灯が飾られ、灯篭がライトアップされています。

超小型電気自動車EV「コムス」(COMS)カーシェア

超小型電気自動車EV「コムス」(COMS)のカーシェアリングステーションです。東京都千代田区の大手町で公道上です。目的地近くのステーションで車両を返却できるワンウェイトリップ方式のステーションです。
パーク24が運営します。2016年12月に始めた実証実験が出発点です(窪野薫「パーク24が日本初の“路上”カーシェア、1人乗りEVで」日経テクノロジーOnline 2017年1月6日)。シェアリングエコノミーが現実化しています。20世紀ではなく、21世紀に生活していることを実感します。
超小型電気自動車のカーシェアリングは岡山県岡山市でも実証実験「オカモビ」が行われました。日産自動車は2017年3月17日に、神奈川県横浜市で実施していた小型EV「日産ニューモビリティコンセプト」を用いたカーシェアリングの実証実験を再開しました(窪野薫「日産が超小型EV用いたカーシェアを再開、横浜に14拠点」日経テクノロジーOnline 2017年3月22日)。
自動車は転換期に来ています。これからは人と共存するモビリティー、人に優しいモビリティーの時代です。20世紀のガソリン自動車に最適化された自動車専用高速道路は時代遅れです。
「電動駆動で1~2人のヒトやモノを運ぶ「超小型EV」において、“ 種の爆発” とでもいうべき、爆発的な開発ラッシュが始まっている」(野澤哲生「超小型EVに“種の爆発”」『日経エレクトロニクス』2017年3月号40頁)。
「人やモノの移動を低速/超低速で実現する1~2人乗りの超小型電気自動車(EV)は、今注目を浴びている自動運転EV技術の適用先として大化けする可能性がある。これまで市場はないに等しい状態だったが、巨大市場に育っても不思議ではない」(野澤哲生「超低速~低速域に潜在市場、かばんに入る“クルマ”も続々」『日経エレクトロニクス』2017年3月号42頁)
小型モビリティーの普及でも国土交通省が抵抗勢力になっています。「「一体いつになったら公道を走れるのか」「規制緩和で誰が困るのか」─。複数の超小型電気自動車(EV)メーカーの関係者は、日本の超小型EVに対する道路や車両の規制に強烈な不満をあらわにする」(野澤哲生「世界に取り残される日本、雪解けは2020年以降に」『日経エレクトロニクス』2017年3月号42頁)

シェアライフ 新しい社会の新しい生き方

石山アンジュ『シェアライフ 新しい社会の新しい生き方』(クロスメディア・パブリッシング、2019年)はシェアリングエコノミーの解説書である。シェアリングエコノミーを通じた新しいライフスタイル「シェアライフ」を提案する。

シェアリングエコノミーは試験段階から、スピードと拡張性をもって真の変革への移行が期待される時代に入った。そこでは人の生き方を劇的に変化させる。モノが溢れる社会を豊かさとする昭和的な価値観に対し、必要なものがあれば十分であり、家も、仕事も、子育ても、誰かとシェア(共有)すればいいという価値観が生まれ、支持されるようになっている。

本書はシェアリングエコノミーが資本主義の歪みを是正し、人間が人間らしく生きることができる持続可能な社会のインフラになると主張する。資本主義の歪みの一つに大量生産・大量消費がある。シェアリングエコノミーでは新たに物を買うのではなく、既存のシェアされた物を利用する。シェアリングエコノミーは消費の抑制になる。

もう一つは人々が貨幣だけに交換価値があると考えてしまうことである。しかし、人間の歴史を遡れば物々交換が当たり前であった。物を介して人のつながりを感じるシェアリングエコノミーには、資本主義で失われがちな人間らしさがあるとする。

本書が貨幣だけに交換価値があるとする思想を批判することは興味深い。私は消費者として商品の価格と品質が比例するという拝金主義的発想の愚かさを主張してきた。自分が欲しいものではなく、自分に価値を提供するものでもないのに、価格が高いということでありがたがることは愚かである。自分が楽しむために消費する私にとって高価格を喜ぶ拝金主義的発想は理解できないものであるが、貨幣だけに交換価値があるとする思想が根底にあると分かりやすい。

資本主義の是正は20世紀においては、社会主義やケインズ経済、福祉国家のように市場を敵視し、公的セクターの役割を大きくする解決策が主張される傾向があった。しかし、それは政府の失敗をもたらした。これに対してシェアリングエコノミーは市場に依拠する。国家の定めた基準である貨幣だけとしない点で、市場主義を徹底して資本主義を是正するアプローチである。

シェアリングエコノミーと言えば、人とのつながりやコミュニティが強調される傾向がある。その要素は本書にも存在する。たとえばシェアの原風景を長屋文化とする。しかし、本書の面白いところは、人間関係重視の昭和の感覚への先祖帰りとは異なる視点を指摘することである。本書はレイチェル・ボッツマン『シェア<共有>からビジネスを生み出す新戦略』に言及して、信頼関係がローカルなものからインターネットやテクノロジーに支えられる「分散された信頼」に発展しつつあるとする。

実際、シェアリングエコノミーは一つの組織に縛られず分散させる効果がある。分譲住宅を購入せず、シェアハウスに住むことは何十年もの住宅ローンに束縛されない。クラウドソーシングのような働き方のシェアは収入や肩書き、人間関係、やりがいなどの依存先を複数に分散する。まだまだ日本社会には、村社会的な体質が残っており、家族的経営を謳うブラック企業なでによって拡大再生産されている。シェアリングエコノミーは必要な時に必要な物を介してだけ結びつくという人間関係の希薄化や合理化というメリットこそ求められているように感じる。

ブロックチェーン 相互不信が実現する新しいセキュリティ

岡嶋裕史『ブロックチェーン 相互不信が実現する新しいセキュリティ』(講談社、2019年)は注目の技術ブロックチェーンを解説した書籍である。ブロックチェーンは仮想通貨の基盤技術として大きな話題になったが、より広い分野に適用可能な技術である。
例えば腕時計ブランドがブロックチェーンでデジタル鑑定書を作成する。「紙の鑑定書は偽造の恐れがあるが、ブロックチェーン上に記録された情報は変更や複製が不可能」(「高級腕時計ブランドがブロックチェーン技術で“デジタル鑑定書”」WWD Japan 2019/5/25)
ブロックチェーンの画期的なところは、管理者が存在しない分権型のシステムであることである。参加者全てが同じ方向を向いていなくても、敵同士であっても処理の透明性を確保し、データ改竄を行いにくいDBを実現した。官僚の作った計画通りに動く仕組みの対極になる。
ブロックチェーンには自由を好むインターネットユーザーが注目するだけの理由がある。中心となる管理者がいないということは、村社会を牛耳るドンやボスの支配がなくなることである。社会全体の利益の名目に上下関係や情報格差を強いる根拠がなくなる。
勿論、ブロックチェーンは魔法の杖ではない。本書は、ブロックチェーンは管理者が管理する通常の仕組みと比べて処理効率が悪いとする。そのためにブロックチェーンが社会に浸透する中で、「権力からの独立」という当初の思想とは違う方向に塗り替わっていくだろうと指摘する。
しかし、自律的に調整される市場主義的なシステムは魅力的である。計画経済やケインズ経済は公務員の無能や不正で政府の失敗に陥りがちである。同様に管理者の管理するシステムは一見効率的に見えるが、管理者の無能や不正をマイナス面として織り込まなければならない。
消費者の権利意識が高まった現代は管理者の無能や不正を過去よりも許容しにくくなっている。全体のシステムを回していくために個々人は我慢しろという欺瞞的な論理は通用しにくくなっている。ブロックチェーンの理念は時代の求める核心的なものと考える。

かわぐちかいじ『イーグル 2』

かわぐちかいじ『イーグル 2』は民主党のニューハンプシャー州予備選が描かれる。最有力候補は現職副大統領アルバート・ノアである。クリントン政権のゴア副大統領を連想するキャラクターである。

ヤマオカ議員とノア副大統領の議論は含蓄がある。教育の機会の平等はどこまで確保されなければならないか。日本では機会の平等と結果の平等の対立として議論されがちである。後者に人間味があるとされがちであるが、一番足の遅いところに全員が合わせる昭和の護送船団方式になりかねない。それは集団主義の押し付けで、逆に個性を潰しかねない。

これに対してヤマオカ議員の主張は日本的な結果の平等論ではない。情報を与えるだけでなく、学ぶことで実現する夢を与えなければならないと主張する。夢という言葉は美辞麗句であり、学ぶ意味や目的と言い換えられるだろう。

一方的な情報提供をアリバイ作りにして手続きを進める日本の官僚体質へのアンチテーゼになる。日系人であるが、日本的なマインドとはかけ離れた存在である。それがキャラクターの魅力になる。

『イーグル』大統領選挙

かわぐちかいじ『イーグル』(小学館)はアメリカ合衆国大統領選挙を描く政治漫画。『ビッグコミック』連載作品。表紙にはアメリカの全ての州が英語で書かれている。アメリカ合衆国大統領選挙は公職選挙法で規制されている日本の選挙とは大きく異なる。大統領選挙を描くだけで日本人には新鮮である。

日系人のヤマオカ上院議員は民主党から大統領選挙に名乗りをあげた。有色人種が大統領を目指す点でオバマ大統領誕生の先を行く作品であった。有色人種が大統領候補になることは移民の国アメリカの夢がある。しかし、ヤマオカ議員は共和制貴族というべき名家の娘と結婚したことが大きい。その点では夢がない。オバマ大統領誕生の現実は漫画を超えている。

本作品には視点人物の記者が、実は隠し子であったという家族ドラマがある。これを盛り込むことが良いか悪いかは最後まで読まなければ分からない。家族の愛憎劇で終わってしまったら興醒めである。

候補者への息子の接し方は問題を感じる。スターウォーズでのジェダイ・カウンシルのアナキン・スカイウォーカーへの接し方のようなものである。反発されることは当然である。有力候補を副大統領候補として考えているのでスキャンダルで潰すつもりはないと説明すれば済む話である。目指す方向が共有されていないから反発が生じる。
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