埼玉大学第69回むつめ祭では文芸系サークルの会誌を購入した。
文芸部レーセ『Lesezeichen』2018年むつめ祭号
坂本ゆうこ「山のおもちゃ」は自然の中の生活で少しずつ癒されていく話。ファンタジー世界に入っていくかと思いきや、現実の大枠を維持した。
楓「おまじない」は少し重たい恋愛小説。本作品のような設定が普通に使われているところにダイバーシティの時代を感じる。おまじないを続けることが力になる。

Light Fiction Club『Millers Vol.90』
表紙に読書している女性が描かれている。裏表紙は同じ女性が植物に捕らわれている。
未検出「赤を見て、色を想う」は詩のような作品。最後の一文で主人公の切なさが分かる。
シロ「想いを映すコントラスト」は写真家が出発点となった不思議な体験を語る。「カメラの技術を上げるのは手段で真の目標は別の場所にある」(15頁)と他人から思われることは表現者としてカッコ良さを感じる。
あるまかん「僕は失恋しました。」は失恋の詩。人には言えない気持ちが吐露されている。本人は「初めて投稿したものがこれというのは最高の黒歴史のように感じます」と書いている(18頁)。後から恥ずかしく思うならば、それだけ作品のリアルがあるということである。