西ゆうじ原作、ひきの真二作画『華中華(ハナ・チャイナ) 3』は海外旅行から帰国したオーナーの嫁が経営に参画する。これまでオムニバス形式であったが、大きな話が進みそうである。華子の勤める店は駄目過ぎて潰れそうであったが、華子が学ぶ要素も生まれそうである。

楊貴妃の口癖はモチのロンである。勿論の意味である。華子も使うようになった。華子はメデタイくらいポジティブ志向である。他人のせいで減給になっても怒らない。痛々しい。ブラック企業のやりがい搾取のカモになりそうである。

「幽霊と寒がり屋」では華子が珍しく失敗する。体が温まる料理ということで唐辛子を使うが、日本人には合わない辛さであった。内臓に負担をかけずに、いい感じで温めてくれるようになるには食べ始めてから七世代くらいかかるとする。小川悦司『中華一番!極』第1巻でも日本人の母を持つキャラクターに重慶料理は辛過ぎて舌が痺れ、味が分からないと言わせている。

「幽霊と味噌」では味噌チャーハンを作る。味噌は日本の味である。味噌は落ち着く。野田サトル『ゴールデンカムイ』でも味噌を日本の料理文化と位置付けている。