新型コロナウイルスワクチン接種後の死亡事例が出た(厚生労働省「新型コロナワクチンの接種後の死亡事例の報告について(1例目)」2021年3月2日)。ワクチンを2月26日に接種した60代女性が3月1日に死亡した。女性に基礎疾患はない。「ワクチン接種との因果関係」は「現時点では評価不能」とする。評価不能は責任逃れの保身公務員体質には都合の良い言葉である。

ワクチンの普及にも手間取っており、目の前の課題解決優先の公務員の悪癖によって、有害事象の因果関係の究明がなおざりにされる危険がある。ワクチンは保管条件や複数回の接種が必要になること、当初は供給が限定的であることなど条件は複雑で、給付金の混乱の二の舞が懸念される。

河野太郎行政改革担当相は2021年2月26日、65歳以上の高齢者3600万人に必要な新型コロナウイルスワクチンを6月末までに全国の自治体へ配送を完了させる方針を示した。このため、ワクチン一般接種は7月以降となる。この計画も輸出元の欧州連合(EU)の承認が得られることが前提となる(「一般接種、7月以降の見通し 高齢者向け6月配送完了の方針」共同通信2021年2月26日)。