さいたま市は埼玉県の南東部にある政令指定都市です。埼玉県の県庁所在地です。浦和市、与野市、大宮市が合併して成立しました。後に岩槻市が編入合併しました。
浦和市と大宮市は昔から拮抗していました。浦和市は中山道の宿場町としての歴史があり、大宮市は武蔵国一宮・氷川神社の歴史があります。浦和市は県庁所在地で政治的な中心ですが、大宮市の大宮駅は新幹線停車駅です。一方の名前を残して、他方の名前を消滅させることには反発がありました。そのために、さいたま市となったと考えられます。
「さいたま」は「さきたま」に由来します。「さきたま」は幸魂という意味があり、良い名前です。一方で埼玉県の中心都市だから、さいたま市という命名は歴史地理的には冒涜です。「さきたま」は行田市にあるためです。
中々「さいたま市」のブランディングができないと言われますが、ブランディングできなくて当然くらいの感覚があります。ブランディングするならば浦和や大宮になるでしょう。そもそも政令指定都市は基礎自治体としては巨大すぎであり、住民にとっては区レベルが身近です。
さいたま市は各々の歴史を持つ地域が合併して誕生しました。さいたま市として平板に捉えず、それぞれの地域の独自性を大切にしていきたいと思います。