埼玉県警浦和東警察署(さいたま市緑区)の男性警部(58)は草加署や武南署に所属していた2011年2月から2014年3月にかけ、前任地の岩槻署で未処理だった窃盗事件の捜査書類47通を署外に持ち出した上、5事件6通の捜査書類の作成日などを偽って作成し、刑事課長に提出した。県警は公用文書等毀棄と虚偽有印公文書作成・同行使容疑で書類送検した。県警は警部を停職6カ月の懲戒処分とし、警部は依願退職した(「個人情報不正照会、住居侵入、捜査書類偽造… 埼玉県警、2人免職、1人停職」産経新聞2015年1月24日)。

警察は情報公開は後進的であるが、情報管理は杜撰である。千葉県警千葉南警察署の30歳の巡査長は児童買春と証拠品廃棄のダブルの警察不祥事を行った。巡査長は県内のホテルで現金を渡す約束をして女子中学生にみだらな行為をしたとして、2018年4月12日、児童買春の疑いで逮捕された。その後の調べで巡査長は県内の女子中学生と女子高校生、あわせて3人とみだらな行為をしていた。さらに当て逃げ事故の証拠品を捨て、証拠品が無い旨の嘘の捜査報告書を作成していた。

千葉県警は5月11日付けで巡査長を懲戒免職処分とした(「巡査長が女子中高生3人とみだらな行為、証拠品廃棄なども・・・千葉南署の巡査長を処分」チバテレ2018年5月14日)。警察にしては珍しく依願退職にしなかったことは評価できるが、相変わらず氏名を公表しない。報道は警察と忖度関係にあるか。ダブルの警察不祥事という点では埼玉県警岩槻署の男性警部補は「捜査に必要」と偽り、知人女性の個人情報を照会した上、酒気帯び運転による物損事故も起こした。

大分県警では大分東署の30代巡査部長が交通事故の捜査資料を紛失し、Facebookに書類の写真が流出した。投稿した書類の写真は個人名が判別できる状態だった。紛失書類は、2016年と2018年に起きた交通事故2件の捜査報告書計11枚。当事者2人の名前や車両の速度を測定する方法などが書かれていた。巡査部長は2018年5月4日午後1時頃、無許可で署内から持ち出し、4月下旬に大分市内で起きた別のひき逃げ事件の現場付近で紛失したとみられる。

県警は2018年5月8日、資料に掲載されていた関係者に謝罪した。巡査部長は「なぜ紛失したか記憶にない」と話しているという(白川徹、田畠広景「<大分県警>紛失捜査資料がSNSに 拾った女性が投稿」毎日新聞2018年5月9日)。記憶にないでは済まない。原因究明は再発防止に必要不可欠である。警察は過去の失敗の原因を明らかにして再発防止に役立てることができない組織である。

個人情報不正照会、住居侵入、捜査書類偽造… 埼玉県警、2人免職、1人停職
https://www.sankei.com/region/news/150124/rgn1501240029-n1.html