林田力 だまし売りをなくしてSDGs

『東急不動産だまし売り裁判』著者

マンションだまし売り被害を消費者契約法で解決した裁判闘争を描くノンフィクション『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』著者。だまし売りをなくすことでSDGsの持続可能な消費に寄与したいと活動しております。
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名古屋

ナナちゃん人形がサイボウズのボウズマン

ナナちゃん人形は名鉄百貨店メンズ館エントランス前にある巨大マネキンです。1973年(昭和48年)に誕生しました。股の下をくぐることができます。名古屋駅の待ち合わせ場所になっています。時期によって衣装が変わります。
ナナちゃん人形は2019年8月30日、サイボウズ株式会社のキャラクター「ボウズマン」になっていました。スーパーマン風のキャラクターです。「地球上のビジネスパーソンの危機を救うため日夜奔走しているイントラの星からの使者」という設定です。
周囲もサイボウズの広告で埋められています。広告は「待ち合わせにナナちゃん、名古屋にサイボウズ」と書かれています。これは「Cybozu Days 2019」に向けたキャンペーンです。サイボウズはグループウェアを提供するIT企業です。名古屋の昭和以来の名所をIT企業がジャックするとはデジタルのリアルへの浸透を再確認しました。
サイボウズは自由な働き方を追求する働き方改革の先進企業です。「プレミアムフライデーは、ありがた迷惑」の広告が話題になりました。公務員の発想は民間感覚からは非常識です。皆を一斉に早く帰らせることは全体主義・管理主義的な発想です。個人の事情を無視しています。

円頓寺本町商店街の金のシャチホコ

愛知県名古屋市の円頓寺本町商店街の金のシャチホコです。「円頓寺本町」と書かれた赤い台座の上に鎮座しています。目が迫力があります。歯が銀色です。商店街の中に「まちなか農園」という広場があります。ローズマリーなどが植えられています。
円頓寺商店街は名古屋市西区那古野のアーケード商店街です。名古屋の下町です。長久山圓頓寺の門前町として栄えました。正しい読みは「えんどんじ」ですが、今は「えんどうじ」となっています。
名古屋駅と名古屋城のほぼ中間に東西に延びています。しかし、南北に走る幹線道路によって分断され、円頓寺商店街、円頓寺本町商店街、西円頓寺商店街に分かれました。東から円頓寺商店街、円頓寺本町商店街、西円頓寺商店街です。
円頓寺商店街は全国の商店街と同様、消費スタイルの変化からシャッター街となっていきました。余所者の建築家の活動を契機として、空き店舗を個性的な店舗で再生し、活性化しました。スペイン風居酒屋や古民家カフェ、ブラジル音楽専門店などが地域外からも人を呼び込みます。コンサルティング会社や自治体主導とは真逆の進め方が成功要因です(山口あゆみ『名古屋円頓寺商店街の奇跡』講談社、2018年)。
2015年にはフランスのパリの商店街パサージュ・デ・パノラマと姉妹提携しました。秋にはパリ祭が開催されます。パサージュ・デ・パノラマは切手商が集まることで知られています。
国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」(2019年)では円頓寺商店街や円頓寺本町商店街、四間道(しけみち)が会場になりました。芸術監督の津田大介さんが町の雰囲気を気に入ったとされます(「アート沸騰「新たな発見して」 名古屋・円頓寺商店街」中日新聞2019年8月31日)。「あいちトリエンナーレ」のポスターをよく見ました。「あいちトリエンナーレ」は「表現の不自由展・その後」の中止が波紋を呼んでいます。
円頓寺商店街の脅威は開発による高層化です。「土地の高度利用が進むことで、那古野 地区の持っている地域の風情や情緒が消えていくことが懸念される」(岩田悠佑「那古野地区のまちづくりの方向性 那古野スタイルの構築」名古屋都市センター平成23年度自主研究報告書、2012年、4頁)。私が「SDGs 住み続けられるまちづくりを」を発表した東京都中央区月島も再開発の高層化が地域の風情を破壊しています。
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