林田力 何者のだましの堤防も崩す

『東急不動産だまし売り裁判』著者

ノンフィクション著者。『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』マンションだまし売り被害を消費者契約法で解決。何者もだまし売りのない世界へ。だまし売りNoでSDGs。消費者の堤防/Amazon Kindle出版/林田医療裁判/中野相続裁判/二子玉川再開発問題/書評/マンガ/YouTube
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林田医療裁判

医療界と法曹界の相互理解のためのシンポジウム

第12回「医療界と法曹界の相互理解のためのシンポジウム」の内容が判例タイムズ1475号(2020年10月号)に掲載されました。このシンポジウムは2019年10月9日に東京地方裁判所で開催されたもので、林田医療裁判が取り上げられました。
多職種のチーム医療がなされていないことが問題視された。「現在のポイントとしては多職種が関わったかというのが非常に大事で、そうすれば医師が気付かないところも看護師さんならば常日頃家族とも会っていますし、そういうことが分かっていた可能性もあるということで、やはりここから見えてくるのは医師が1人で決めているような書き方なので、この事例はそこが欠けているのではないかなと思います」(14頁以下)
延命治療を拒否した長男の意見が過激との感想が出ました。「この長男の発言とか意見というのは、よく読み返してみるとかなり過激ですよね。そのようなことを言うかという感じですが、それに対して医療側は多分抵抗した可能性もありますが、何となくそれをやってしまったという状況です」(15頁)
参加医師からは長男が同居の親に冷たいとの指摘があります。「10年ほど前に足立区のある地域の高齢者で、肺炎で入院した患者さんのDNARの設定率を調べたのですが、その時点では長男と同居しているとやたらDNARが設定されていました。私はそのとき長男って冷たいのだなと思っていたのです」(16頁)。同居の長男を安直にキーパーソンにすることが問題であることを示しています。林田医療裁判は普遍的な性格があります。
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コロナ禍による公開質問状送付再延期

患者の権利を守る会は林田医療裁判(平成26年(ワ)第25447号 損害賠償請求事件)を踏まえて、立正佼成会附属佼成病院に公開質問状を送付し続けています。2019年6月から2020年7月まで18回の公開質問状を出しましたが、一度も返事がありません。
佼成病院では2020年2月に新型コロナウイルス感染症が確認されました。それに配慮して公開質問状送付を延期しました。2020年7月1日付の公開質問状(18)で公開質問状送付を再開しましたが、再びコロナ禍が拡大したため、公開質問状送付を再延期します。公開質問状は全て根拠のあるものですので開かれた医療を進める為に佼成病院に役立ちます。今までものを振り返って学習しましょう。
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福生病院透析中止事件提訴など

福生病院透析中止事件提訴などの話題をお送りします。

福生病院透析中止事件の遺族が2019年10月19日に東京地裁に提訴します。遺族は「透析再開の訴えを聞いてもらえなかった」と主張しています。林田医療裁判 訴訟団も応援します。
提訴報告集会が開催されます。
日時:2019年10月19日午後6時半から20時半まで
場所:東京都障害者福祉会館2階教室(港区芝)
最寄駅:都営地下鉄三田駅徒歩1分、JR田町駅徒歩5分
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患者の権利を守る会は林田医療裁判(平成26年(ワ)第25447号 損害賠償請求事件)を踏まえて、立正佼成会附属佼成病院に2019年9月27日付で公開質問状(7)を送付しました。
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林田医療裁判で佼成病院に公開質問状

患者の権利を守る会が林田医療裁判(平成26年(ワ)第25447号 損害賠償請求事件)を踏まえて、立正佼成会附属佼成病院に2019年6月30日付で公開質問状を送付しました。林田医療裁判では経管栄養の管理や治療中止の意思決定のあり方が争点となり、患者の長男が経鼻経管栄養の流入速度を速めたことが違法と認定されました。これを踏まえた公開質問状の内容は根拠のあるものであり、佼成病院の安全性の向上にも役立つものです。

医療実務にキーパーソンの意見しか聞かないという感覚が残っていることに一石を投じるものです。キーパーソンが、いかなる手順で、関係者の合意を得てキーパーソンが選任されたのか、キーパーソンは患者をadvocateする立場で発言しているのか(自己の負担を減らす立場から発言していないか)が問われます。家長の意見が優先される昭和時代ならばいざ知らず、価値観が多様化してダイバーシティーが重視される21世紀にどのように受け止められるかを問う意義があります。

佼成病院が面会を拒否し、公開質問にも回答しないことは、卑怯、逃げたとの印象を与えます。それは病院のCrisis communicationとして避けた方が良いものです。佼成病院には、これまで以上の対応が必要です。

患者の長男が患者の経鼻経管栄養の流入速度を速め、その後に患者が嘔吐したことや、「延命につながる治療を全て拒否」する長男だけの意向で治療方針が決まったことは不自然な状況です。不自然な状況に対する見解を述べることが、何よりの対策です。

かつて患者と医師の間にはパターナリズムの関係があり、医師の決めたことに一方的に従うだけでした。しかし、今は20世紀ではなく、21世紀です。昭和ではなく、令和です。患者本位の医療、患者ファーストの医療は当たり前の価値観になっています。古い感覚に縛られていたら時代に合わなくなり、存在意義を失います。

医療は公的に保護された規制産業であり、高い説明責任が求められます。患者あってのビジネスモデルであり、患者や家族に向き合った丁寧な説明が求められることは言うまでもありません。佼成病院が公開質問状をクリーンな姿勢を打ち出す好機として活用することを期待します。

世の中には医療過誤や消費者問題、冤罪など様々な問題があります。それらの問題が埋もれてしまい、広く世の中に明らかにならないことは、日本の最も恥ずべき汚点の一つです。日本社会には残念ながら、被害者であることを明らかにすることを恥と考える文化が存在しました。このような誤った風俗の存在は嘆かわしいことです。被害を明らかにするために活動する人々は称賛されこそすれ、非難される道理は存在しません。公開質問状が血と涙を知的財産に変える活動になると信じています。
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ノンフィクション。東急リバブル東急不動産から日照・通風・眺望喪失という不利益事実を隠して新築マンションを騙し売りされた消費者が、消費者契約法(不利益事実の不告知)に基づき売買契約を取り消し、裁判で売買代金を取り戻す闘いの記録。 動画 https://t.co/6weS1SQuEF
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