近鉄特急の白子駅から四日市駅、桑名駅です。白子駅は三重県鈴鹿市にあります。江戸時代の白子は紀州藩、四日市は天領、桑名は桑名藩でした。
近鉄は路線網が最長の私鉄です。山間部に住む人々の大切な足になっています。人口密集地域のみを対象とする「いいとこ取り」の私鉄とは対照的です。この最長の路線網を経営的に維持する仕組みが特急です。特急への乗車は特急券が必要です。特急料金によって公共インフラが成り立っています。
これを破壊する警察不祥事が起きました。大阪府警の男性巡査長が特急に無賃乗車しました。男性巡査長は警察手帳を示して特急に20回ほど無賃乗車した。「飲酒して座って帰りたかった」との身勝手な動機でした(「警察官が通勤で“特急タダ乗り” 警察手帳を示し「公務です」20回ほど不正乗車」MBSニュース2018年1月26日)。民間企業が市場経済の論理で公共インフラを維持し、それに公務員がフリーライドして破壊します。