新型コロナウイルス感染者4名を出した立正佼成会附属佼成病院(杉並区和田、杏林学園教育関連施設)で「検査対象となったのは合計48人」(井艸恵美「新型コロナ院内感染、そのとき何が起こったか 東京・佼成病院が経験した「苦闘の3週間」」東洋経済Online 2020年4月4日)。佼成病院は職員数680人、病床数340床。患者数は外来約600人/日、入院約280人/日。

新型コロナウイルス感染者を出した中野セントラルパークサウスのコールセンターは従業員数約600名、座席数約250席で、検査人数は60名。佼成病院の方が少ない。コールセンターは1フロアであり、人口密度が高いという点はあるだろう。一方で病院は濃厚接触の度合いが高く、職員以外の出入りも多い。コールセンター以下の検査数で良いのかという感覚がある。

週刊現代記事は「病院が閉鎖される前に出入りしていた患者の家族や様々な業者などに知らず知らずのうちにウイルスが波及している可能性は極めて高い」と指摘する(「新型コロナ「院内感染」東京・杉並佼成病院の場合」週刊現代2020年3月14日号47頁)。佼成病院では最初に感染が判明した患者と同室だった退院患者の新型コロナウイルス感染が判明したが、患者が術後の経過確認のため2月26日に病院に来て、「息苦しい」と訴えたことから発覚した(東洋経済記事)。どこまで追跡調査ができているのかという問題がある。