林田力

ノンフィクション著者 『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』 マンションだまし売り被害を消費者契約法で解決。何者のだましの堤防も崩す/Amazon Kindle出版/林田医療裁判/中野相続裁判/二子玉川再開発問題/SDGs/No Drug/書評/マンガ

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警察不祥事

埼玉県警パワハラ警察官

埼玉県警ではパワハラが繰り返されている。埼玉県警機動隊「水難救助隊」の新人隊員・佐々木俊一巡査(享年26)は2012年6月29日に朝霞市の機動隊のプールで潜水「訓練」中に溺死した。「水深3メートルのプールの底まで繰り返し力ずくで沈め、動かなくなると引き上げて放置する。殺人、または拷問死というほかない残虐な事件が埼玉県警で起きた」(三宅勝久「裁かれる埼玉県警機動隊の“殺人訓練”――何度もプールに沈め溺死に」週刊金曜日2015年7月24日号)。
埼玉県警の男性警部=当時(52)=は2016年に上司のパワーハラスメントが原因で自殺したとして、公務災害に認定された。警部は秩父署地域課長の2016年3月から7月、当時の署長から度々大声で叱られ、決裁を何度も拒まれるなどした(「上司パワハラで警部自殺 警察庁長官「遺憾」」産経新聞2018年3月23日)。
埼玉県警第一方面本部副本部長の男性警視(60)は部下に強制的に退職願を書かせるなどのパワーハラスメントをしたとして、2020年11月末に本部長訓戒処分を受けた。
埼玉県警大宮署の警部補の男(39)は数年にわたりパワハラを繰り返し、戒告の懲戒処分を受けた。2021年8月18日に暴行容疑で書類送検された。容疑は2021年5月12日夜、さいたま市大宮区の居酒屋に30代の男性巡査部長を呼び出し、胸ぐらやあごをつかむなどの暴行をくわえたこと。市内には新型コロナウイルス対策の「まん延防止等重点措置」が適用されており、職員は飲食を伴う会合の自粛が求められていたが、無視された。
https://note.com/hayariki/n/n0c9b4902e7aa

埼玉県警や岩手県警で警察車両の無免許運転
埼玉県警や岩手県警の警察官が警察車両を無免許運転した。埼玉県警川越署刑事課の女性巡査(22)は2019年4月26日、無免許で警察車両を運転したとして道交法違反(無免許運転)の疑いで、さいたま地検に書類送検された。岩手県警の警察署に勤務する40代の男性警察官は2021年7月までの5か月間、無免許で警察車両を運転していた。
https://note.com/hayariki/n/nc1d75527411f

兵庫県警 #警察不祥事

兵庫県警神戸西署員が深夜に酩酊で路上トラブル
兵庫県警神戸西警察署(神戸市西区)の男性警部補ら複数の署員が、2021年7月9日に深夜まで飲食店で飲酒した上、路上でトラブルを起こし110番通報された。神戸市の新型コロナウイルス対策まん延防止等重点措置に違反する。神戸市は11日まで新型コロナウイルス対策まん延防止等重点措置期間中の対象区域に指定されており、酒類の提供は4人以内のグループに対し、午後7時までである。
https://note.com/hayariki/n/n3c864183f4c2

兵庫県警警部が同和関連団体幹部に捜査情報漏洩
兵庫県警では担当する詐欺事件の捜査情報を知人男性に漏らしたとして、灘署刑事2課長で警部の志村哲史容疑者(59)が2021年3月26日、地方公務員法(守秘義務)違反容疑で書類送検された。県警は起訴を求める「厳重処分」の意見をつけた。停職3か月の懲戒処分を受けた。志村容疑者は同日、依願退職した。
https://note.com/hayariki/n/n2cc645c2c136

兵庫県警警部補が証拠隠滅容疑で書類送検
兵庫県警高砂署地域課の男性警部補(50)は、現行犯逮捕した容疑者が所持していたICレコーダーの音声データを無断で消去したとして、2021年3月12日に証拠隠滅容疑で書類送検された。警部補の起訴を求める「厳重処分」の意見が付された。停職1カ月の懲戒処分とした。
https://www.hayariki.net/hyogo_police_misconduct/

兵庫県警巡査が大麻取締法違反で有罪判決
兵庫県警尼崎南署留置管理課の巡査は大麻取締法違反(譲り受け)の罪で有罪判決を言い渡された。巡査は2020年4月2日深夜に神戸市中央区の路上で密売人から大麻草約3グラムを1万8千円で購入した。
https://www.hayariki.net/police_cannabis_crimes/

兵庫県警警部が妻の不倫相手を不正ナンバー照会
兵庫県警の淡路地域の警察署の交通部門に勤める40代男性警部が妻の不倫を疑って不正に車のナンバーを照会し、得た情報を探偵に漏らしたとして、2021年5月6日付で警務部長注意処分とされた。神戸新聞社の情報公開請求で2021年6月30日に判明した(「警察官、妻の不倫相手を不正ナンバー照会→相手も警察官だった 3人とも処分」神戸新聞2021年6月30日)。
https://note.com/hayariki/n/n0a02266e89fb

兵庫県警飾磨署巡査を女子高生への強制わいせつ容疑で逮捕
兵庫県警飾磨署地域2課の巡査藤本拓馬容疑者(20)=加古川市加古川町寺家町=は路上で少女(16)の体を触ったとして、2021年6月12日、強制わいせつの疑いで兵庫県警加古川署に逮捕された。逮捕容疑は11日午後10時頃、加古川市のJR加古川駅近くの路上で、女子高校生に声をかけながら、体を触ったこと。
https://note.com/hayariki/n/nb00726eca9eb

兵庫県警巡査長を娘にわいせつ容疑で逮捕
兵庫県警の県東部の警察署に勤務する40代の巡査長が10代の娘にわいせつな行為をしたとして、2018年8月30日に監護者わいせつの疑いで逮捕された。巡査長は監護者としての影響力を利用し、わいせつな行為をした疑いが持たれている。わいせつ行為を撮影し、携帯電話に映像が残っていたことも分かった。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0888DRWWF

甲子園署の交番勤務の女性巡査部長(29)は勤務中に同僚の警察官と交番で性行為をしたなどとして、2021年5月28日に減給10分の1(3カ月)の懲戒処分にした。相手の男性巡査長(26)は本部長訓戒、男性巡査部長(33)は所属長訓戒とした。3人とも既婚者で、不倫関係だったという。女性巡査部長と男性巡査長は同日付で依願退職した。
https://note.com/hayariki/n/n823959f44ad4

兵庫県警や高知県警で女子トイレ盗撮容疑
兵庫県警や高知県警で警察官が警察署内の女子トイレを盗撮する事件が相次いで起きた。淡路島にある警察署の交通課の40代の巡査部長(41)が庁舎内のトイレで同僚の女性を盗撮したとして、県の迷惑防止条例違反と建造物侵入容疑がある。
https://www.hayariki.net/police_peeping_photos/

居酒屋歓迎会の神戸西警察署長が新型コロナウイルス感染
新型コロナウイルス感染症(COVID-19; coronavirus disease 2019)の集団感染が起きている兵庫県警神戸西警察署(神戸市西区)では署長と副署長も感染しました。兵庫県警が2020年4月13日に発表しました。署長と副署長は共に50歳代男性。副署長は11日に発熱し、12日に感染が確認されました。署長は12日に発熱し、13日に感染が確認されました。
https://alis.to/hayariki/articles/aoNP0qRRzx0P

若年層の大麻汚染は危険ドラッグが罪作り
若年層の大麻汚染が深刻です。警察官の大麻犯罪も相次いでいます。
兵庫県警尼崎南署留置管理課の巡査は2020年5月13日、大麻取締法違反(所持)の疑いで逮捕されました。
https://alis.to/hayariki/articles/34Z68Ejdx9Wj

トイレットペーパー窃盗の埼玉県警深谷警察署長不起訴

埼玉県警の元深谷署長=鴻巣市=は埼玉県鴻巣市のショッピングモールのトイレからトイレットペーパー5個を盗んだとして書類送検された。さいたま地検は2021年6月24日付で不起訴処分とした。さいたま地検は「犯罪の軽重および犯罪後の情況を検討した結果、起訴猶予とした」とする(「窃盗の疑いで書類送検の元深谷署長を起訴猶予処分/埼玉県」テレ玉2021年6月24日)。3日付で減給の懲戒処分を受け、依願退職した。

「トイレ紙窃盗疑いの前署長不起訴」産経新聞2021年6月24日
「トイレットペーパー窃盗 元警察署長不起訴」日本テレビ2021年6月24日
「トイレットペーパー5個盗み書類送検の埼玉県警前署長 不起訴処分」TBS 2021年6月24日

特権的な扱いは不公正である。岩手県北上市で2021年6月18日に行われた東京五輪の聖火リレーで、岩手県警の警察官が、スポンサーである日本コカ・コーラ社の関係者から東京五輪特製グッズを受け取った後、関係者をリレーを先導するパトカーの運転席に座らせ、写真撮影をさせていた(「五輪スポンサー、特別にパトカーに乗せ写真 記者が目撃」朝日新聞2021年6月22日)。コロナ以前の問題として、五輪はガバナンス無視で進められており、不信感や嫌悪感は高まる。

さいたま市大宮区立てこもり事件

さいたま市大宮区のJR大宮駅前のビルにあるインターネットカフェに客の男が立てこもった事件も警察不祥事の観点から論じることができる。この事件は発生から逮捕まで実に32時間も要した。人質は無事ということで関係者お疲れ様と言いたくなるのが人情論であるが、専門家は問題点も指摘する。
犯罪ジャーナリストの北芝健氏はグダグダ劇と評する。「粗暴犯事案に慣れている埼玉県警はいつでも突入できたはずなのに、どうしてこんなに時間がかかってしまったのか…。長期戦になるほど犯人が疲れて突入のチャンスはできるが、一方で人質の体力が奪われる。何よりストレスから犯人が不測の行動をとりかねないだけに長期戦は得策ではなかった。後世に残るグダグダ劇だ」(「歴史的グダグダだった大宮ネカフェ籠城戦 警察関係者からは「超密室」の難しさ訴える声も」東スポWeb 2021年6月19日)。
人命重視による慎重さは評価に値する。しかし、公務員組織には先送り体質によるスピード感のなさという体質もある。前者を建前として後者を糊塗するようなことをしていないか。長期戦には「ストレスから犯人が不測の行動をとりかねない」というデメリットがあるとの指摘は貴重である。

埼玉県警浦和東警察署が強制わいせつ

埼玉県警浦和東警察署(さいたま市緑区)地域課の巡査(32)が、さいたま市内の路上で10代後半の女性にわいせつな行為をしたとして、2019年8月15日に強制わいせつ容疑で逮捕された。

2019年6月26日午後5時12分頃から21分頃までの間、さいたま市北区内の月決め駐車場で、歩いて帰宅途中の10代後半女性の体を触るなどわいせつな行為をした疑い。「好みの女性だったのでむらむらして体を触った」と容疑を認めているという。

巡査は路上で女性に「こんにちは」と声を掛けて油断させた上で、腕を引っ張って近くの月決め駐車場に引き込んで犯行に及んだ。面識はなかった。現場周辺まで車で来ていたという。巡査は2010年に県警の警察官になり、2016年3月から浦和東署地域課地域第一係に所属し、パトカー勤務をしていた(「浦和東署の巡査逮捕 女性に「こんにちは」…油断させ駐車場に引き込み体触った疑い 女性が抵抗、母が通報」埼玉新聞2019年8月16日)。

千葉県警では成田空港警備隊の男性巡査(23)は2020年9月7日、知人女性(23)が住む柏市内のアパートの一室に合鍵を使って侵入した。帰宅した女性と鉢合わせして逮捕・書類送検された。巡査は調べに対し「盗撮目的だった」「部屋や生活を見たかった」と話した。ところが、処分保留で釈放され、不起訴処分となった。千葉県警は10月1日、減給10分の1、6か月の懲戒処分とした。巡査は1日付けで依願退職した(「知人女性宅に侵入 23歳巡査を懲戒処分/柏市」千葉テレビ放送2020年10月2日)。

千葉県警巡査部長に公用文書毀棄容疑 #警察不祥事

千葉県警我孫子署の男性巡査部長(49)は約30年にわたり事件の捜査資料や証拠品など6251点を自宅などに隠し持っていたとして、2021年4月16日に停職3カ月の懲戒処分を受けた(「30年間に捜査資料6251点を自宅などに持ち帰る 千葉県警の巡査部長を停職3か月の処分」チバテレ2021年4月19日)。公用文書毀棄(きき)と証拠隠滅の容疑で千葉地検に書類送検された。巡査部長は同日、依願退職。

上司の刑事課長が2020年3月16日に担当していた事件の捜査資料について質問した際、巡査部長が不自然な回答をしたため、署内を調べたところ、倉庫から捜査資料の入った複数の段ボール箱が見つかった。その後、巡査部長の自宅や貸倉庫などから、1991年6月頃から20年3月17日に担当した事件の捜査資料など6251点が、数十箱の段ボール箱に入った状態で見つかった。窃盗事件の証拠の自動車のナンバープレートや鍵なども含まれていた。

このうち51点については実際に捜査に支障が出て5件の事件が未解決のまま公訴時効を迎えた。県警幹部が事件の被害者や関係者に謝罪したという。捜査資料などを自宅に持ち帰る際は上司の許可が必要だが、巡査部長は無断で持ち帰っていたという(長沼辰哉「捜査資料6251点、自宅などに隠し持つ 巡査部長を懲戒処分」毎日新聞2021年4月16日)。

埼玉県警でも警部が証拠品の覚醒剤などを自宅で所持していたとして、覚醒剤取締法違反などの容疑で2021年3月に書類送検された。埼玉県警熊谷警察署は熊谷小4死亡ひき逃げ事件の遺品の腕時計を紛失した。

埼玉県警第一方面本部副本部長がパワハラ訓戒

埼玉県警第一方面本部副本部長の男性警視(60)が部下に強制的に退職願を書かせるなどのパワーハラスメントをしたとして、2020年11月末に本部長訓戒処分を受けた。
男性警視は2020年4月から9月頃に複数の部下に「バカ」などと暴言を吐いたほか、部下の巡査に退職願を書くことを強制したという。巡査は退職しなかったが、県警監察官室はパワハラにあたると判断した。周囲からの報告で判明した(「監察役の警視が部下に「バカ」と暴言、退職願書かせる…パワハラで本部長訓戒」読売新聞2020年12月8日)。
テレビ埼玉は「警視は部下に「ばか」と暴言を吐き、退職届を書かせようとしたほか、パワーハラスメントに該当する行為もあった」と報道する(「県警警視を本部長訓戒 部下に退職迫るパワハラ行為/埼玉県」テレ玉2020年12月8日)。暴言と退職届強要以外にもパワハラがあったことになる。
埼玉県警の隠蔽体質も露呈した。県警は「懲戒処分ではなく、広報する基準に当たらない」とし、詳細を明らかにしない(「県警警視を本部長訓戒 部下に退職迫るパワハラ行為/埼玉県」テレ玉2020年12月8日)。退職届強要は悪質度合いが高い。本部長訓戒が民間感覚では公務員ぬるま湯的な甘い処分である。
個人の責任追及も甘いし、パワハラを生み出す組織の体質には踏み込まない。「誰の責任か分からない」は保身第一の無能公務員体質に共通する責任転嫁の論理である。いかにも問題を認識しているような顔をしながら、しかし別部署になっているなどと言い訳を並べる。
情報公開を拒否していると透明性や信頼性を得られなくなる。正しい判断や評価は情報公開を徹底し、データを活用できるようにすることが前提である。情報公開は真に必要な課題を抽出し、意思決定を改善することにつながる。
男性警視は不祥事などの調査を行う県警警務部の監察官も兼務している。埼玉県警の不祥事の機能不全も当然である。埼玉県警では機動隊水難救助部隊の佐々木俊一巡査(当時26歳)が訓練中に水死した。佐々木巡査は足を痛めていたため訓練中止を願い出たが聞き入れられず、先輩隊員に息継ぎができないまま水中に3~4回沈められ死亡した。
底知れぬ苦難や心痛は体験しパワハラ被害者本人しか分からないことがある。昭和の精神論根性論で激励することもパワハラになる。頑張れと無責任なことは言えない。パワハラ加害者は激励したつもりと自分をよく見えるような話をでっち上げる。そしてパワハラ加害者自身も自分が考え出した妄想を固く信じるようになる。

埼玉県警鉄道警察隊巡査が警察DB悪用で強制わいせつ

埼玉県警鉄道警察隊巡査=さいたま市見沼区=が、埼玉県警のデータベースを悪用して得た情報をもとに女性宅を訪ね、体を触ったなどとして、強制わいせつや住居侵入などの罪に問われている。巡査(32)は、さいたま市のマンションの女性の部屋に2019年8月、不動産業者を装って侵入し、身体を触るなどした疑いで逮捕された。巡査は2018年12月にも同市の別の女性の情報を不正に得たとされる。
巡査(33)=さいたま市見沼区=の論告求刑公判が2020年12月9日、さいたま地裁(任介辰哉裁判官)であり、検察側は懲役3年6月を求刑した。検察側は論告で巡査が女性と性的な関係を持ちたいと考え、データベースで対象者の個人情報を収集していたとして「計画的で狡猾(こうかつ)な犯行」と指摘した。判決は2021年1月14日に言い渡される。
巡査は逮捕時には「家には入ったが、触っていない」と容疑を一部否認した(「部屋に不動産業者装い侵入 強制わいせつで警察官逮捕」FNN 2019年10月11日)。家には入ったとの言い訳が言い訳になっていない。性悪で冷酷、一刻も早く退場して欲しいと願うほどの唾棄すべき存在である。
公判では犯行を認める一方、女性宅を訪ねたのは「仲良くなるため」だったと主張した(「元巡査に3年6月求刑 埼玉県警データベース悪用、強制わいせつ罪」産経新聞2020年12月9日)。この言い訳自体が筋違いである。警察のデータベースを私的目的で悪用している。警察官は自分達が特権身分と勘違いしているのではないか。
警察のデータベースを利用した犯罪であり、求刑が軽すぎるのではないか。総じて日本では警察官の犯罪は刑が軽い。公務員の懲戒免職が社会的責任を受けたとして刑の軽減理由になるならば、公務員は前近代の貴族のような特権身分になってしまう。警察不祥事と言えば神奈川県警が悪名高いが、埼玉県警は桶川ストーカー殺人事件をはじめ、深刻な事案が目立つ。
埼玉県警では警察情報の悪用が繰り返されている。岩槻署の男性警部補は2010年2月から2014年6月にかけ、「捜査に必要」と偽り、計10人66件の個人情報を不正取得した。埼玉県警川口署地域課の巡査は公用端末で不正に取得した女性の住宅に侵入したとして、住居侵入の現行犯で逮捕された(「個人情報不正照会、住居侵入、捜査書類偽造… 埼玉県警、2人免職、1人停職」産経新聞2015年1月24日)。外部機関による監査が行われていないから腐敗する。
埼玉県警では浦和東警察署(さいたま市緑区)地域課の巡査(32)は、さいたま市内の路上で10代後半の女性にわいせつな行為をしたとして、2019年8月15日に強制わいせつ容疑で逮捕された。路上からマンション侵入に警察不祥事が悪い方へレベルアップしている。
不動産業者を装う点で知能犯である。埼玉県警では警察官の職務を悪用する警察不祥事が相次いだ。埼玉県警草加署巡査は死体検案名目で遺族から現金82万円をだまし取った。埼玉県警川越署巡査も遺族に遺体の防腐処置費用として現金50万円をだまし取ろうとした。市民が警察官に警戒するようになったために不動産業者を装うようになったのだろうか。
千葉県警成田空港警備隊の男性巡査(23)は2020年9月7日、知人女性(23)が住む柏市内のアパートの一室に合鍵を使って侵入した。帰宅した女性と鉢合わせして逮捕・書類送検された。巡査は調べに対し「盗撮目的だった」「部屋や生活を見たかった」と話した。ところが、処分保留で釈放され、不起訴処分となった。千葉県警は10月1日、減給10分の1、6か月の懲戒処分とした。巡査は1日付けで依願退職した(「知人女性宅に侵入 23歳巡査を懲戒処分/柏市」千葉テレビ放送2020年10月2日)。

吉本警部補を懲戒免職 #警察不祥事

北海道警察は2020年11月2日に吉本警部補を懲戒免職とした。パトカーに同乗していたいずれも30代の男性巡査長3人のうち1人を減給6カ月、残る2人を戒告。2019年9月には不正を知りながら報告を怠ったとして、吉本警部補の上司の50代の男性警部を減給6カ月とした。上司などにあたる警視、警部、警部補ら5人についても上司に報告する義務を果たさなかったとして本部長訓戒などとした(「測定捏造、速度取り締まり不正47回 警官を懲戒免職」朝日新聞2020年11月3日)。
道警によると、吉本警部補や巡査長らは、47人に不適正な取り締まりを行い、反則切符を交付したという。別の警察官らも2017年4月から2020年6月まで、不適正な取り締まりで7人に反則切符を交付したことも判明した(「逮捕の警部補を懲戒免職 速度取り締まりで証拠偽造 北海道警」時事通信2020年11月2日)。道警の不正は47件に7件を加えて計54件になる(「スピード違反"証拠ねつ造"58歳男性警察官「免職」…部下3人含む10人も懲戒処分 計54件の不正判明」北海道ニュースUHB 2020年11月2日)。
50回以上も不正していたことがどうして判明したのか。以前から分かっていても見逃していたとしか思えない。まともな組織ならば「事実に基づき厳正に処分した。今後再発防止に努める」ではなく、何故不正を行ったかを明らかにして全国的に同種事案が無いかを公表するものである。
警察は点数稼ぎのための冤罪製造機になっている。民間企業の営業成績みたいにノルマがあるのだろう。そして部署のノルマ達成のために不正が黙認されているのだろう。しかし、民間企業では不正を行ったならば叩かれる。企業の売り上げは営業努力で作るが、警察は違反ゼロを努力するものである。警察組織は根本的に民間感覚から乖離している。
新警察不祥事
林田力
hayariki
2020-02-08

東京都 #新型コロナウイルス 463人

東京都の2020年7月31日の新型コロナウイルス感染者は463人。過去最多を更新。小池百合子知事は記者会見で新型コロナウイルスの感染者数や医療提供体制がさらに悪化した場合に「都独自の緊急事態宣言を発することも考えざるを得ない」と述べた。岐阜県の古田知事は「第2波非常事態」を宣言した。
青森県では、風俗店利用を隠すために検査を受けずに勤務を続けた警察官が、その後救急搬送されて陽性と判定された(「コロナ陽性判定後に行方くらます人が多すぎるヤバい現状」NEWSポストセブン2020年7月31日)

#警察不祥事 YouTube 3万回視聴ありがとうございます

「警察不祥事」は『警察不祥事』など林田力の電子書籍の表紙のスライドショーです。「警察不祥事」は林田力YouTubeチャンネルで5番目に視聴回数3万回を超えました。マンション問題以外の動画では初の3万回突破です。
視聴回数2万回突破も5番目です。視聴回数1万回突破は6番目でした。5番目の「SDGs 住み続けられるまちづくりを」を抜きました。

北海道警察の薬物犯罪

北海道警察では現職の警察官が4回も薬物事件で逮捕されている。
道警生活安全特別捜査隊班長の稲葉圭昭警部(当時40代)は2002年に覚せい剤取締法違反で逮捕された。
札幌中央署地域課の30代巡査部長は2007年に覚せい剤取締法違反で逮捕された。
函館西署警備課の30代の巡査部長は大麻とみられる薬物を譲り受けたとして2017年に麻薬特例法違反で逮捕された(「薬物逮捕の現職警官は北海道警4人目 なぜ? 元幹部が分析…46歳巡査部長覚せい剤所持で逮捕」北海道ニュースUHB 2018年10月11日)。
道警札幌中央署薬物銃器対策課の巡査部長は2018年10月10日に覚せい剤取締法違反(所持)容疑で現行犯逮捕された。
稲葉圭昭警部の覚せい剤取締法違反は稲葉事件と呼ばれる。稲葉警部は警察官でありながら、暴力団やロシアマフィアと癒着し、覚せい剤や拳銃、盗難車の密売に関わっていた。違法捜査を繰り返し、「銃対(銃器対策課)のエース」ともてはやされた行き着く先が薬物犯罪であった。
織川隆『北海道警察 日本で一番悪い奴ら』(だいわ文庫、2016年)は稲葉事件を描いたノンフィクションである。映画化された。タイトルが『北海道警察』であり、サブタイトルが「奴ら」と複数形になっていることが示すように、稲葉警部一人の問題ではない。拳銃摘発のノルマを押し付けるような警察の体質が腐敗を生んでいる。このノルマは交通違反取り締まりでも感じることだろう。世の中の役に立つ価値を生み出すのではなく、内輪のルールが目的化している。社会にとっては害悪でしかない。
稲葉警部はとんでもない警察官であるが、責任を押し付け、切り捨てられる末端でしかない。一番悪い奴らは警察組織の中にいる。組織ぐるみで行われていた不祥事を隠蔽する。国営暴力団という言葉も比喩ではない。
稲葉氏は『恥さらし 北海道警 悪徳刑事の告白』(講談社文庫)、『警察と暴力団 癒着の構造』(双葉新書)との告白本を書いている。警察不祥事の当事者が警察の腐敗を告白する犯罪ノンフィクションである。ガサ状なしの家宅捜索、おとり捜査、やらせ逮捕など警察が日常的に違法捜査を繰り返していることが描かれる。当事者の告発によって稲葉事件が警察組織の問題であると理解できる。恥さらしは隠蔽体質の警察である。
そして小笠原淳『見えない不祥事 北海道の警察官は、ひき逃げしてもクビにならない』を読むと警察の体質はその後も変わっていないことが分かる。稲葉事件は過去の特異な事件ではない。稲葉事件で上層部の責任追及を有耶無耶にしたことが警察官の薬物犯罪が繰り返される原因ではないか。自浄作用が働かない組織である。外部の目に晒されなければ進歩がない。徹底した情報公開が必要である。
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