林田力@さいたま市桜区ブログ

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林田力(はやしだ・りき)です。林に田んぼの田に力と書きます。全て小学校一年生で習う漢字です。『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』著者。
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警察不祥事

埼玉県警公安がプール盗撮で書類送検

埼玉県警の公安2課課長補佐の男性警部(57)がプールで女子高生を盗撮し、書類送検された。警部は2010年8月2日正午頃、川口市西青木の青木町公園総合運動場プールで国体の水泳県予選に参加していた女子高校生2人の尻部分を2階の観覧席からビデオカメラで盗撮した疑い。ビデオカメラは県警の備品で、警部は撮影が業務と無関係だったと認めているという(「埼玉県警 警部が水泳大会を無断撮影 勤務中、ビデオカメラで 埼玉県警」時事通信2010年8月3日)。

埼玉県警は2010年11月12日、県迷惑行為防止条例違反などの容疑で、警部を書類送検するとともに、減給100分の10(3カ月)の懲戒処分とした。警部は同日付で依願退職した。盗撮警部が公安2課課長補佐のために「公安が女子高生を監視」と報道された(「公安が女子高生を監視?水着盗撮容疑で埼玉県警警部を書類送検」MSN産経ニュース2010年8月3日)。

埼玉県警では警察官によるプール盗撮事件が繰り返されている。蕨警察署の巡査部長(43)は2018年5月27日に東京都あきる野市の遊園地「東京サマーランド」で水着姿の女性監視員をカメラで撮影したとして、東京都迷惑防止条例違反容疑で逮捕された。

公安2課課長補佐の男性警部は「若い女性の水着姿に興味があった。これまでにも何回かプールで盗撮した」と話しているという(「女子高生盗撮の警部を書類送検 勤務中、備品カメラで 埼玉県警」時事通信2010年11月12日)。欲望を抑えられない供述をしている点と性犯罪を繰り返す点は、佐賀県警巡査の中学生強制わいせつ事件と重なる。

佐賀県警鹿島署の男性巡査(23)=杵島郡江北町山口=は佐賀県杵島郡内で女子中学生の体を触ったとして強制わいせつ容疑で2018年8月29日に逮捕された。巡査は8月10日に女子中学生に声を掛け、胸を触ったとしている。

巡査は8月2日午後0時50分頃から1時頃までの間にも、杵島郡内の路上で、それぞれ1人で自転車で通行していた女子高校生計3人に車で近づき、車内から中学校の場所を尋ねるふりをして声を掛けた。うち2人に「胸を触らせてほしい」と言い、残り1人は車の窓越しに胸を触った。

県警は中学生に対する容疑で巡査を8月29日に逮捕、30日に送検し、佐賀地裁が31日に釈放を認めた。高校生3人に対するわいせつな行為や言動については、9月11日に県迷惑防止条例違反容疑で追送検した。元巡査は逮捕時に「そのようなことはしていない」と否認したが、その後に認め「若い女性の胸を触りたかった」などと話しているという。

佐賀県警は2018年9月20日、他にも女子高校生に対するわいせつな行為などがあったと発表し、同日付で停職6カ月の懲戒処分にした。巡査は同日付で依願退職した(「中学生に強制わいせつで逮捕の巡査、停職6カ月 佐賀県警処分 女子高生にわいせつ行為も」佐賀新聞2018年9月21日)。相変わらず警察は身内に甘い。保身に走っている。

埼玉県警で個人情報不正取得

埼玉県警岩槻署の男性警部補は2010年2月から2014年6月にかけ、「捜査に必要」と偽り、知人女性の個人情報を照会するための書類を携帯電話会社などに提出した。公用端末での不正照会を含め、計10人66件の個人情報を不正取得した。警察組織の中に不心得者がいるというレベルではない。むしろ警察官の職権を濫用した計画的な不正取得である。

問題は個人情報の不正取得が埼玉県警のレベルでは是正されないことである。不正取得の発覚は警部補が2014年11月に都内で酒気帯び運転による物損事故を起こしたことがきっかけである。事故の際に車内から不正照会した書類が発見された。埼玉県警は2015年1月23日付で虚偽有印公文書作成・同行使容疑でさいたま地検に書類送検した。

警察官の職権を濫用した個人情報の不正取得は更なる犯罪を生む。埼玉県警川口署地域課の巡査は公用端末で不正に取得した女性の住宅に侵入したとして、住居侵入の現行犯で逮捕された。現金約3万円などを盗んだとして同罪と窃盗罪で2015年1月2日に起訴された(「個人情報不正照会、住居侵入、捜査書類偽造… 埼玉県警、2人免職、1人停職」産経新聞2015年1月24日)。恥も外聞も知らないのかと嫌らしさにゾッと総毛立つ。

熊谷6人殺害事件遺族が埼玉県警の情報不提供を提訴

熊谷殺害事件の遺族が2018年9月14日、埼玉県警が不審者情報を適切に周辺住民に提供しなかったことで妻と娘2人が犠牲になったとして、埼玉県に約6400万円の損害賠償を求める訴訟をさいたま地裁に起こした。遺族は「3年経った今も、事件当時の出来事やこれまで家族と過ごした日々を思い出す。1日を過ごすのが辛い。これからも事件を風化させたくはない」と話す(「熊谷6人殺害事件から3年 遺族の男性「事件を風化させたくない」/埼玉県」テレビ埼玉2018年9月16日)。

埼玉県警はメンツを優先して住民に教えなかった。埼玉県警が防災無線や防災メール、パトカー拡声器で対応していれば起らなかっただろう。警察不祥事に際してのコメントは、お決まりの遺憾である。「大変申し訳なく、責任を感じております」と言えないのか。

警察の情報提供の遅れは和歌山県警巡査の拳銃紛失にも見られる。和歌山県警の警備部機動隊の20代の男性巡査が2018年9月14日、和歌山市内を走行中の警察車両から実弾入りの自動式拳銃1丁を路上に落とした。安倍晋三首相らが移動する際の車列を警備中だった。

警察不祥事は問題そのものに加え、隠蔽体質や発表の遅れも問題になる。この事件も同じである。和歌山県警は翌15日午前2時半に記者発表し、公表の遅れを認めて謝罪した(「首相車列警備で拳銃落とす 和歌山県警、公表遅れ認め謝罪」共同通信2018年9月15日)。近くで金物屋を営む男性は朝にニュースを見るまで、状況を知らなかった。「恐ろしい。知らせるのが遅すぎだ」と憤る(「「まさか拳銃とは」住民驚き 和歌山県警発表は6時間後」産経WEST 2018年9月15日)。

警察不祥事や拳銃の問題が相次いでいる(「和歌山の拳銃紛失「拾った住民が善人でなかったら…」 警察、不祥事相次ぐ」産経新聞2018年9月15日)。画一的な拳銃配備に無理が出ているのではないか。

埼玉県警警部が捜査書類偽造

埼玉県警浦和東警察署(さいたま市緑区)の男性警部(58)は草加署や武南署に所属していた2011年2月から2014年3月にかけ、前任地の岩槻署で未処理だった窃盗事件の捜査書類47通を署外に持ち出した上、5事件6通の捜査書類の作成日などを偽って作成し、刑事課長に提出した。県警は公用文書等毀棄と虚偽有印公文書作成・同行使容疑で書類送検した。県警は警部を停職6カ月の懲戒処分とし、警部は依願退職した(「個人情報不正照会、住居侵入、捜査書類偽造… 埼玉県警、2人免職、1人停職」産経新聞2015年1月24日)。

警察は情報公開は後進的であるが、情報管理は杜撰である。千葉県警千葉南警察署の30歳の巡査長は児童買春と証拠品廃棄のダブルの警察不祥事を行った。巡査長は県内のホテルで現金を渡す約束をして女子中学生にみだらな行為をしたとして、2018年4月12日、児童買春の疑いで逮捕された。その後の調べで巡査長は県内の女子中学生と女子高校生、あわせて3人とみだらな行為をしていた。さらに当て逃げ事故の証拠品を捨て、証拠品が無い旨の嘘の捜査報告書を作成していた。

千葉県警は5月11日付けで巡査長を懲戒免職処分とした(「巡査長が女子中高生3人とみだらな行為、証拠品廃棄なども・・・千葉南署の巡査長を処分」チバテレ2018年5月14日)。警察にしては珍しく依願退職にしなかったことは評価できるが、相変わらず氏名を公表しない。報道は警察と忖度関係にあるか。ダブルの警察不祥事という点では埼玉県警岩槻署の男性警部補は「捜査に必要」と偽り、知人女性の個人情報を照会した上、酒気帯び運転による物損事故も起こした。

大分県警では大分東署の30代巡査部長が交通事故の捜査資料を紛失し、Facebookに書類の写真が流出した。投稿した書類の写真は個人名が判別できる状態だった。紛失書類は、2016年と2018年に起きた交通事故2件の捜査報告書計11枚。当事者2人の名前や車両の速度を測定する方法などが書かれていた。巡査部長は2018年5月4日午後1時頃、無許可で署内から持ち出し、4月下旬に大分市内で起きた別のひき逃げ事件の現場付近で紛失したとみられる。

県警は2018年5月8日、資料に掲載されていた関係者に謝罪した。巡査部長は「なぜ紛失したか記憶にない」と話しているという(白川徹、田畠広景「<大分県警>紛失捜査資料がSNSに 拾った女性が投稿」毎日新聞2018年5月9日)。記憶にないでは済まない。原因究明は再発防止に必要不可欠である。警察は過去の失敗の原因を明らかにして再発防止に役立てることができない組織である。

個人情報不正照会、住居侵入、捜査書類偽造… 埼玉県警、2人免職、1人停職
https://www.sankei.com/region/news/150124/rgn1501240029-n1.html

埼玉県警機動隊員溺死の残酷さ

埼玉県警機動隊「水難救助隊」の新人隊員・佐々木俊一巡査(享年26)が2012年6月29日に朝霞市の機動隊のプールで潜水「訓練」中に溺死した。「水深3メートルのプールの底まで繰り返し力ずくで沈め、動かなくなると引き上げて放置する。殺人、または拷問死というほかない残虐な事件が埼玉県警で起きた」(三宅勝久「裁かれる埼玉県警機動隊の“殺人訓練”――何度もプールに沈め溺死に」週刊金曜日2015年7月24日号)。
http://blog.livedoor.jp/hayariki2/archives/2089092.html
警察組織のパワハラ体質は批判されるが、その中でもブラックなパワハラである。パワハラと書くと「パワハラじゃなくて殺人」との反論があるかもしれない。殺人との評価を否定するつもりはないが、「パワハラではない」とする論理にはパワハラを軽いものとする発想が感じられる。パワハラで自殺が起きている。「パワハラかつ殺人」と表現できる。

埼玉県警は体力や呼吸状態を確認するなどの安全管理を怠ったとして、訓練の責任者だった51歳の警部や、指導員だった35歳の警部補など警察官6人を、業務上過失致死の疑いで2013年1月17日に書類送検した。上司を含む11人を停職や減給、戒告などの処分にした(「訓練中溺死 指導警察官を送検」NHK埼玉2013年1月17日)。

「埼玉県警は「私的制裁ではない。あくまで訓練だった」と強弁、さいたま地検も、警察の肩を持つかのように、末端の隊員一人を業務上過失致死罪で在宅起訴しただけで幕引きを試みた」(三宅勝久「「息子は警察に殺された」埼玉県警水難救助部隊の“殺人訓練”、息継ぎさせず繰り返し沈め溺死」MyNewsJapan 2015年8月7日)。取り締まる側が罪を犯した場合、この程度で有耶無耶にするのか。

業務上過失致死罪で起訴された巡査は無罪を主張したが、さいたま地裁での2016年6月6日の第3回公判で一転して起訴内容を認めた。「(佐々木さんの)パニック状態を見落としたことが事故の原因だった」と認めた(「機動隊水死公判 巡査「パニック状態を見落とす」 一転、起訴内容認める」東京新聞2016年6月7日)。

さいたま地裁(栗原正史裁判長)は2016年9月7日、業務上過失致死罪に問われた県警巡査に禁錮1年6月、執行猶予3年(求刑・禁錮1年6月)の有罪判決を言い渡した。栗原裁判長は「(佐々木巡査に)息継ぎの余裕を与えず、繰り返し水に沈めた過失の程度は重い」と述べた(「機動隊員水死 訓練の33歳巡査に有罪判決 さいたま地裁」毎日新聞2016年9月7日)。

弁護側は「責任は被告だけでなく、適切な救命措置を施さなかった部隊全体にもある」と主張していた(「機動隊員水死で巡査有罪 指導の過失認める」産経新聞2016年9月7日)。「Yahoo!知恵袋」では警察が一番恐れる言葉は「責任」と指摘された。誰も自己の責任を認めようとしない。佐々木さんの母親の千春さんは「殺されたと思っている。無念です」と語る(「県警訓練中に水死 被告の巡査は無罪主張 遺族「殺された」」東京新聞2016年6月2日)。

東急不動産だまし売り裁判などのマンション消費者問題と警察不祥事には共通点を感じる。多くの消費者にとって不動産は一生に一度あるかないかの買い物のため、不心得な建築不動産業者はリピーター獲得のために顧客から継続的に選ばれる企業努力をしない方が得と考えてしまう。そのために東急不動産だまし売りのように売ったら売りっぱなしになる。親方日の丸の警察組織に市場競争がないことは言うまでもない。どちらも外部の目にさらされていないことが問題であり、情報公開が改革の一丁目一番地になる。

「息子は警察に殺された」埼玉県警水難救助部隊の“殺人訓練”、息継ぎさせず繰り返し沈め溺死
http://www.mynewsjapan.com/reports/2184
水難救助訓練中の機動隊員水死、の刑事裁判で指導役の警官・被告「死んだふりと思い静観」と供述。埼玉県警
https://blog.goo.ne.jp/jp280/e/b53b3f9fd5d39f06110269c620a4b83e
訓練中の機動隊員水死、埼玉県警幹部ら6人書類送検。訓練を中断しようとした隊員を水の中に押し戻して
https://blog.goo.ne.jp/jp280/e/dc8d6c2acccfb92b211ab889a491e009
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みんなの未来(あした)を守る会代表。寺遊祭実行委員長。江東住まい研究所長。東急不動産消費者契約法違反訴訟原告。『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』『FJネクスト迷惑電話』著者。マンションだまし売りのない世界へ。
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