林田力 何者のだましの堤防も崩す

『東急不動産だまし売り裁判』著者

ノンフィクション著者。『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』マンションだまし売り被害を消費者契約法で解決。何者もだまし売りのない世界へ。だまし売りNoでSDGs。消費者の堤防/Amazon Kindle出版/林田医療裁判/中野相続裁判/二子玉川再開発問題/書評/マンガ/YouTube
http://www.hayariki.net/
林田力Amazon
https://www.amazon.co.jp/%E6%9E%97%E7%94%B0-%E5%8A%9B/e/B00493GN28
林田力Twitter
https://twitter.com/hayachikara



Oneさいたまの会

病院のコスト満足度向上

病院のコスト満足度向上です。事業多角化により、診療以外の収入を得ることを考えようという提案です。病院に社交・娯楽の場を作ることを提案しました。これは病院には新規ビジネスチャンスになります。実例としてスパやフィットネスがあります。
デジタル時代は業種の壁が低くなります。異業種から医療健康分野への参入が進みますし、病院も生き残りのために異業種に参入する必要があります。これは産業構造の変化から導き出される必然です。
病院がサービス業に進出することは、サービスマインド醸成のためにも有益です。呼び方だけ患者様というようになりましたが、それだけではサービスマインドは高まりません。例えば長過ぎる待ち時間はサービス業ならば考えにくいことです。
また、医療法人の経営は、医療・介護型多角経営の場合に、他の場合と比較して、黒字経営となる可能性が大きいとの研究結果があります(大野博「医療法人の経営多角化と黒字経営に関する研究」日本医療経済学会会報29巻2号、2010年)。
Oneさいたまの会の議論では多角化の一案として病院ブランドを活かした健康食・レストランが出ました。但し、医療法人は医療法によって収益事業が認められていないという壁があります。
但し、医療法によって医療法人の収益事業には制限があります。市が現行法上可能な多角化の後押しをすることを提案します。
もう一つのコスト施策として、医療従事者の労働満足度向上で話したチーム医療や分業化があります。ここから医師以外ができる作業は医師以外に分業させます。たとえばドクターズクラーク(医師事務作業補助者)を活用します。
これは経営の視点では低単価要員の活用であり、コスト削減になります。人件費削減と雇用拡大という一見すると矛盾するものが両立します。
最後にまとめです。
大きく2点の提言にまとめられます。
病院サービスの充実と過労死防止条例の制定です。ぜひ検討をお願いします。

Oneさいたまの会は「聞いてよ市長!第2回さいたま市民政策プレゼン大会」を開催します。
日時:2019年10月30日(水)午後7時から9時まで
場所:サウスピア9階多目的ホール
https://alis.to/hayariki/articles/3k9LBlAAX1Vy

チーム医療

医師の特殊性として医師法19条というものがあります。これは医師は治療を拒んではならないという義務を定めたものです。
医師法19条(医師の応召義務)「診療に従事する医師は、診察治療の求があった場合には、正当な事由がなければ、これを拒んではならない」
しかし、「医療機関としては労働基準法等の関係法令を遵守した上で医師等が適切に業務遂行できるよう必要な体制・環境整備を行う必要があり」「応召義務があるからといって、医師は際限のない長時間労働を求められていると解することは正当ではない」(医師の働き方改革に関する検討会「医師の働き方改革に関する検討会報告書」2019年3月28日、4頁)。

条例を定めるとして、現実に長時間労働の削減が可能か問題になります。過労死防止条例によって過重労働を実効的に規制することは大切です。それこそが政治の役割です。
一方で、ただ過重労働するなと規制するだけでは、プレミアムフライデーや改元前の10連休のような有難迷惑な民間感覚欠如の公務員仕事と言われてしまいます。
そこで勤務医の労働条件を改善する施策を提言します。解決策としてチーム医療を提言します。
チーム医療は一人の患者に複数のメディカルスタッフ(医療専門職)が連携して治療やケアに当たる体制を言います。医師を交代制にしたり、看護師や療法士、ソーシャルワーカーら他の職種と協働したりします。これによって負担を軽減し、質を向上させます。
主治医制からチーム医療に転換します。主治医ということが患者に24時間張り付かなければならないという過重労働につながりやすい結果になります。一人の主治医が責任を持つ体制では24時間電話がかかってくる負担があります。一人なので見落としやミス、独善も起きます。今や最も個性が重視されるアイドルの世界でもAチーム、Bチームなどに分かれて公演する時代です。
フランスでは多分野グループ診療の試験的プロジェクトでサービス向上につながるとの結果ができています。これは世界銀行の英語のレポートに掲載されています(Helene Barroy, Zeynep Or, Ankit Kumar and David Bernstein; Sustaining universal health coverage in France: a perpetual challenge, World Bank, 2014, p.29)。
それから分業化による負担軽減です。医療事務など医師以外の労働者への分業化を徹底します。これは診療報酬の点でも優遇されます。
また、診療報酬の点では優遇されませんが、医療事務のクラウドソーシングも出てきています。先進的な自治体はクラウドソーシングと連携しています。
チームで取り組むことが優れていることは、実は当たり前のことです。
ここではF1のピットストップの例を説明します。
1950年のF1のピットストップでは一人の人が一つずつタイヤを交換していきました。ピットストップで1分以上の時間がかかっていました。
21世紀のF1のピットストップでは20人が一斉にタイヤを交換します。所要時間は僅か2秒です。

Oneさいたまの会は「聞いてよ市長!第2回さいたま市民政策プレゼン大会」を開催します。
日時:2019年10月30日(水)午後7時から9時まで
場所:サウスピア9階多目的ホール
https://alis.to/hayariki/articles/3k9LBlAAX1Vy

医療従事者の労働満足度向上

2番目の医療従事者の労働満足度向上に入ります。
前提事実として、勤務医の労働条件は過酷です。
医師不足が言われていますが、問題は偏在にあると考えます。勤務医は労働条件が悪いため、敬遠されています。
ここで勤務医の労働条件の悪さを示す二つの事例を紹介します。
杏林大学医学部付属病院では約15人の医師が過労死ラインの月80時間超の残業をしていました。しかも残業代を未払いでした(「杏林大、医師に長時間労働 労基署勧告」日本経済新聞2018年1月20日)。
また、佼成病院小児科医過労自殺訴訟という裁判がありました。佼成病院の小児科医が過労自殺して遺族が裁判を起こしました。この裁判では具体的な予見可能性がないとして病院の責任を否定しました。病院が分からなければ責任に問えないという理屈です。
分からなかった人に責任を問えないというのは青臭い法律論ならば通用しますが、過労死をなくしていこうとする立場からは困った問題があります。勤務医の労働実態をきちんと管理している病院ならば、勤務医が過重労働に陥っていることを把握できるため、責任を問えます。しかし、病院が勤務医の労働実態を管理していなければ責任を問われないならば、労働実態を管理しない方が良いという本末転倒に陥ります(「過労死・自殺が相次ぐ勤務医、ずさんな労務管理が横行、2割が過労死ライン」東洋経済オンライン2008年11月11日)。
過剰労働を抑止できる実効的な規制が必要です。
そこで過労死防止条例の制定を提言します。勤務医だけでなく、全ての働く人に関係する条例です。働きやすい、さいたま市のイメージアップにもあります。さいたま市は2018年の幸福度ランキングで1位から2位に後退しました。それは仕事分野が落ちたためとされます。働きやすい、さいたま市は重要なポイントになります。
私の昨年の発表テーマは自殺0でした。過労自殺は自殺の一類型です。過労死防止条例によって、働きやすさを感じる、魅力的なさいたま市をアピールできます。

Oneさいたまの会は「聞いてよ市長!第2回さいたま市民政策プレゼン大会」を開催します。
日時:2019年10月30日(水)午後7時から9時まで
場所:サウスピア9階多目的ホール
https://alis.to/hayariki/articles/3k9LBlAAX1Vy

病院に社交・娯楽の場を

患者の診療満足度向上の最後の提案です。
病院に社交・娯楽の場を作ってほしいという提案です。病院にエンターテイメント性を持たせ、アミューズメントパークにしようという提案です。待ち時間を有効活用し、病院に行くことが楽しくなるようにします。義務的な通院から健康消費という価値を提供する場にしましょう。
たとえば温泉、ジム、レストランの充実です。古くから温泉療法があります。温泉ではないですが、桜区には桜環境センターが温浴施設になっており、非常に賑わっています。需要はあると言えます。
利用者同士が交流を持てる社交サロンとして、囲碁や将棋、花札、ボードゲームができる場所を設けることはどうでしょうか?
ちょうど現在放映中のアニメ『放課後さいころ倶楽部』はボードゲームをテーマにしています。ボードゲームを打ち出すならばタイムリーになります。
また、ゲームセンターと病院の組み合わせです。ゲームは敵視されがちですが、頭や反射神経を使います。ゲームという言葉に抵抗があるのでしたら、eSportsという切り口もあります。
物産展と病院の組み合わせも出ました。病院はバス路線の重要ポイントになることが多く、道の駅として賑わいの場にできます。ここは、まちづくりのグループが発表します。
すぐできそうなこととして、コミュニティー施設と連携して病院の壁を使って美術展を開催することがあります。

Oneさいたまの会は「聞いてよ市長!第2回さいたま市民政策プレゼン大会」を開催します。
日時:2019年10月30日(水)午後7時から9時まで
場所:サウスピア9階多目的ホール
https://alis.to/hayariki/articles/3k9LBlAAX1Vy

患者がどのような基準で病院を選択するか

患者がどのような基準で病院を選択するかを見てみます。
さいたま赤十字病院のアンケート結果です。一番多いものは紹介ですが、これは患者の主体的選択ではないため、外します。
外来患者は、専門医がいる、交通の便が良い、自宅・職場・学校から近いとなりました(さいたま赤十字病院TQM推進室「平成30年度第1回外来患者さん満足度調査結果概要」)。
入院患者は、交通の便が良い、医療設備が良い、かかりつけ医がいるとなりました(さいたま赤十字病院TQM推進室「平成30年度入院患者さん満足度調査結果概要」)。
どちらにも交通の便が入っています。病院自身の実力とは別の要素です。これが南区あたりに病院を新設してほしいという提案の理由になります。ひとつ前のスライドでは人口の多い南区の病院が少ないことが分かりました。南区辺りに病院を作ったら、どうでしょうか?
また、専門医がいることや医療設備が良いことが選択理由になっています。ここからは専門医がいて設備が整った大病院を希望しているという結果になりました。やはり大病院が好まれます。これはOneさいたまの会での議論も同じでした。国は、かかりつけ医にシフトしようとしていますが、専門性や設備面で不十分と感じる人が多いです。

Oneさいたまの会は「聞いてよ市長!第2回さいたま市民政策プレゼン大会」を開催します。
日時:2019年10月30日(水)午後7時から9時まで
場所:サウスピア9階多目的ホール
https://alis.to/hayariki/articles/3k9LBlAAX1Vy

患者の診療満足度向上

患者の診療満足度向上を高める施策を説明します。大きく3点あります。
第一に、さいたま市は病院が少ないため、もっと病院を作ろうということです。
第二に、診療をデジタルトランスフォーメーションで補完する提案です。デジタルトランスフォーメーションは産業界の流行り言葉です。ITを活用して補おうということです。
第三に、通院を楽しいものにするために、病院をアミューズメントパークにしようという提案です。

日本医師会のシンクタンクである日医総研の意識調査結果です。医療の重点課題として「高齢者などの長期入院施設や介護老人保健施設の整備」と「夜間や休日の診療や救急医療体制の整備」がツートップです(日医総研ワーキングペーパーNo.384「第6回 日本の医療に関する意識調査」2017年)。
一般に言われがちな自宅で最期ではなく、やはり病院が求められていると言えます。実際、Oneさいたまの会では広く保健福祉をテーマに議論したが、病院への要望が圧倒的でした。

Oneさいたまの会は「聞いてよ市長!第2回さいたま市民政策プレゼン大会」を開催します。
日時:2019年10月30日(水)午後7時から9時まで
場所:サウスピア9階多目的ホール
https://alis.to/hayariki/articles/3k9LBlAAX1Vy

病院に通うことは大変

Oneさいたまの会は「聞いてよ市長!第2回さいたま市民政策プレゼン大会」を開催します。
日時:2019年10月30日(水)午後7時から9時まで
場所:サウスピア9階多目的ホール
https://alis.to/hayariki/articles/3k9LBlAAX1Vy

病院に通うことは大変です。ここでは、とある桜区道場住民が通院する例を紹介します。
大宮区にある自治医科大学附属さいたま医療センターに通院するためにはバス、電車、バスを乗り継ぐ必要があります。1回の通院で往復千円以上の交通費がかかります。医療費には高額療養費制度がありますが、通院交通費には補助がありません。
西区の、さいたま市民医療センターにはコミュニティバスがありますが、1時間に1本しかありません。どれほど立派な病院でも通院が不便では大変です。
そこで新しい時代に合った①患者の診療満足度、②医療従事者の労働満足度、③病院のコスト満足度を高める施策を提案します。

10/30は聞いてよ市長!第2回さいたま市民政策プレゼン大会













第20回Oneさいたまの会

第20回Oneさいたまの会が2019年7月17日、さいたま市南区の武蔵浦和コミュニティセンターで開催されました。今回の名札は金魚と水風船が描かれています。今回も文教、市民生活、保健福祉、まちづくりの4グループに分かれて議論しました。私は保健福祉グループに参加しました。
***
終活の関心が高まっている。信託契約で死後の業務を処理してもらう。
さいたま市の病院立地は東部が寂しい。旧岩槻市は、元々春日部経済圏だったのではないか。
医師不足と言われるが、問題は遍在である。勤務医と開業医では収入や労働条件に格差があり、勤務医が避けられている。開業医も当番で総合病院の夜勤をしてもらう。
医師にとっては主治医制が長時間拘束の負担になる。チーム制にする。救急は大変というイメージがあるが、意外と産婦人科や小児科と比べて不人気ではない。救急は交代制が徹底されているため。
医師の負担を減らすために医師以外ができる仕事は医師以外が行う分業体制を徹底する。メディカルクラークを積極的に採用する。診療報酬には医師事務作業補助体制加算がある。
外国人富裕層が自費で高度医療を受診しに来るような病院にする。インバウンド消費を拡大する。日本の健康保険制度にフリーライドするような医療ツーリズムは問題である。
***
まちづくりのチームと重なりがありました。病院がバス路線の重要ポイントになっており、そこに道の駅を作り、東北物産展などを開くアイディアが出されました。
次回の日程は以下です。
第21回Oneさいたまの会
日時:2019年8月17日(土)午後6時から7時30分
場所:武蔵浦和コミュニティセンター8階第7集会室

聞いてよ市長!第2回「さいたま市民政策プレゼン大会」
日時:2019年10月30日(水)午後7時から9時まで
場所:サウスピア9階多目的ホール

第11回さいたま市民政策勉強会「Oneさいたまの会」

第11回さいたま市民政策勉強会「Oneさいたまの会」は2018年10月14日(日)に埼玉県さいたま市南区のサウスピアで開催されました。「聞いてよ市長!さいたま市民政策プレゼンテーション」終了後初の勉強会です。第9回の後に第11回となりますが、8月26日のリハーサル会を第10回とカウントしました。「Oneさいたまの会」では毎回参加者に名札が作られます。今回はハロウィンの柄の名札でした。

会では最初に「聞いてよ市長!さいたま市民政策プレゼンテーション」の発表者が報告しました。私は「何でもかんでも行政がやればいいという時代ではない」との清水勇人さいたま市長の講評を紹介し、自分達でも活動する必要があると述べました。その一環として、12月16日に桜区のプラザウェスト多目的ホールで子育てパパさん、ママさん、お子さんの明るい未来を応援するクリスマスイベントを開催すると話しました。

会では民間と比べた、お役所仕事への違和感について意見が集中しました。担当者の交代で一から説明を余儀なくされます。利用者に負担を及ぼさない形での本当の意味での引き継ぎがなされていません。

たらい回しにされます。聞かなければ教えてくれません。窓口の人が上の人や別の部署に確認すればいいのに、それをせずに「できません」で済ませてしまいます。窓口の職員は8ビットのコンピュータでできそうな判断しかしません。民間企業ならばトップが「やれ」と言えば行われますが、公務員はトップが「やれ」と言ってもダラダラ過ごし、異動になりがちです。

税金が必要な人に渡っていません。思いのある人に思いのない公務員が応対している状態です。市民が部署毎に投票してジャッジできたら良いでしょう。さいたま市となると職員数が膨大になるので、区のレベルで取り組めないでしょうか。今の役所のままで良いと思っている市民の方が少ないでしょう。

次回の第12回さいたま市民政策勉強会「Oneさいたまの会」は2018年11月28日(水)午後7時から埼玉県さいたま市南区の武蔵浦和コミュニティセンター(サウスピア)8階第6集会室で開催されます。
無題

清水勇人さいたま市長講評文字起こし

清水勇人さいたま市長講評文字起こし
Oneさいたまの会「聞いてよ市長!さいたま市民政策プレゼンテーション」清水勇人さいたま市長の講評文字起こしです(文責:林田力)。

さいたま市が政令市になって今年は丁度15年。あと3年経ちますと、さいたま市が誕生して丁度20年という節目の年になります。3年後には最初に作った総合振興計画が丁度20年というスパンで作りますので、それが終わって新しい総合振興計画を作ろうということで、先般もタウンミーティングをやらせていただいて皆さんの声をできるだけ聞いていただいて新しい総合振興計画に活かしていこうと。みんなの思い、それから夢やビジョンを一緒になって形にしていこうと、これから2年または3年かけてですね、総合振興計画を作っていこうと思います。皆さんの提案についてもですね、何らかの形で反映させていただきたいと思っています。
三つ四つの市が合併してできた市であります。これまでの20年間は、それぞれの地域がそれぞれの予算を持ちよりながら皆で色々なことをやりながらようやく一つになってきたのかなと思っています。旧何市がどうというのを乗り越えて、これからまさに一つのさいたま市として、どう街を作っていくのか、どう発展をしていくのか、あるいは様々な地域課題を解決することを同じ土俵で考えていく、そういう時代になっていくのかなと。そういう時代にしていかなければならないと感じていますし、そういう思いでやっていただいたことは私どもにとっても大変うれしいことと思っております。
その中で四人の皆さんの発表を聞かせていただきました。まず一つはプレゼンの素晴らしさです。プレゼン力の高さを改めて敬意を表したいと思います。大変お仕事で忙しい中ですね、これだけ素晴らしいプレゼンをしていただいた。私達にとっても非常に分かりやすかったし、何しろ市民の目線で素朴に疑問に思ったこと、苦労したこと、課題に直面していることをベースにして、私達行政に対して、あるいは色々な具体的な提案をしてくれたことは本当に私達行政にとってもですね、行政はいつも市民の目線でとは言いながら、時々その市民の目線を忘れてしまうことはありますので、非常に市民の目線がしっかりとしていて大変勉強にもなりました。ありがとうございました。

四人の提案についてはそれぞれ色々コメントを沢山申し上げたいところでございます。個別にはまた別の機会で、それぞれコメントを書いてお渡ししたいと思いますけど、これから少子高齢化が進んでいく中で行政と市民と事業者とそれぞれがどう役割分担して、また、一緒に連携してこの街を作っていくのかということがものすごく重要になっていくと思います。
それは一つは行政としても、大増税でもしない限りは中々財政的にも厳しい時代を迎えていくということになりますし、その中で何でもかんでも行政がやればいいという時代ではなくなっていて、むしろ連携して協力し合うことでそれぞれの良さ、特徴が活かせるということになると思います。
たとえば先ほどの林田さんのカウンセリングのこと(注:林田力「自殺0を目指す 明日の約束プロジェクト」)についても行政は紋切り型の回答しか返しにくいかもしれません。その時にカウンセラーの専門家であったり、あるいは宗教という立場で違う見方でアドバイスすることができます。行政だけがやろうとすると宗教の立場でお答えを返すことは100パーセント無理だと思いますし、それぞれの役割分担をしていくことが良い結果を生み出すと思います。

それから自治会の役割を提案いただきました。自治会の加入者・加入率を高めようということで自治会の皆さんと協力しながらやっているところです。自治会の加入者数については何とか増えているところですが、加入率は減少しています。60数パーセントまで落ちています。比較的浦和区は高くて70パーセントを超えているところもありますが、地域によっては60パーセントを切るところも出ていることが実態です。
その中で自治会以外に私達がどういうグループを組んで連携していくことができるかということも考えなければいけないと思います。まず基本は自治会ということになるんだと思いますが、それぞれの自治会が共通してやっていることなどはもっと協力ができるのではないかというご提案については私もまさにそう思います。それをやることで本来一番やらなければいけないことに集中ができる。これは本当に大賛成ですし、それを私達もサポートしていきたいと思います。
どう役割分担をしていくかについては、自治会の皆さんとも議論していかなければならないと思います。自治会の皆さんに負担をかけているところもあると思います。逆に自治会の皆さんに頼らなければできないことが沢山あることもまた事実ですので、その中でどう役割分担していくのか。自治会は地域のつながりという強みがあり、また、NPO含め色々な違う形のグループの皆さんについてそれぞれ得意の分野がありますので、クロスしながら、それからまた行政としての信頼感を活用していくことでできることがあるかを考えているところでございます。
ただ、一点だけ言うと行政が人物の担保をとありますが、実際にはこれはできないと思います。個人情報の活用については、かなり厳しい個人情報保護の法律もありますし、目的外使用は厳しい制約があります。ただ、ある基準を、子育て支援だったらこういった資格を持っている人というのは行政にとっても分かることですけど、この人は大丈夫か大丈夫じゃないかというのは中々難しいところがあると思います。

行政から見ると一個一個小さなことを「こういうことがあるからできない」と課題を上げると四つの提案は色々な課題が正直言ってあると思います。でも、やろうと思えば乗り越えられる課題もあると思うので、その中で私達としては皆様からいただいた提案でできること、あるいは活用させてもらうこと、視点として重要なことは田中さんからご指摘いただきました(注:田中伸幸「飛び出せ!行政マン」)、どうしても行政の職員の役割分担ができてしまっているので、部局横断的な取り組みが苦手なことは間違いなくあると思います。今の時代は事務分掌を超えた部局横断的な課題も沢山あることも認識しておりますし、チームを組んで対応したいと思います。それについては少しずつでありますけど職員も私達も育成していきたいと思います。中々お金にはしにくいですけど、幹部の方は賞与で差をつけ、あまり極端な訳にはいきませんけども、そういうことも取り入れています。
皆様から見ておかしいと思うことが沢山行政にはあると思います。私は通常の公務員ではありません。皆さんから選んでいただいて特別公務員ということで、市民の目線をどれだけ行政の中に入れられるかが私の大きな仕事と思っています。皆さんからいただいている色々な視点や発想を行政の皆さんと一緒に行政の中に取り入れられるかという工夫をして、皆さんの視点をしっかり取り入れることをこれからもやっていきたいと思っています。ありがとうございました。

これだけの皆さんが一年間かけて、お仕事でお疲れになっている中で市のため、市民のためにご議論いただいたということは私達にとってもありがたいことです。私達としては申し上げたとおり毎年毎年全力を尽くしながら色々な計画に基づいて進めて参りますけど、2021年の時にもっと皆さんと夢を共有し、ビジョンを共有して、「こういう、さいたま市を皆で作ろうよ」と皆が納得してもらえるような総合振興計画を作りたいと思っています。皆さんからも今日の四つの提案だけでなく、色々な提案をいただければありがたいと思っています。
最後になりますけど、このOneさいたまの会を作っていただいて、そういった活動をしていただいている皆さんに改めて感謝と御礼を申し上げますとともに、引き続き、これで終わりではなくて、どのどんどんどん、「市はだらしないのではないか」「もっと市政はこうした方がいいよ」などを含めて提案をいただきたいと思っています。あわせて「私達もこういうようにやれますよ」「一緒にやりましょう」とこういう部分も入れていただきながら、行政と市民の皆様と事業者の皆様がもっともっと手を組んで。公務員の皆さんは手を組んで、手を組むのが若干苦手なところもありますので、そういう何とか文化を壊して新しい文化を作り上げたいと思いますけれども、そういうことも含めてやっていきたいと思います。引きつづきよろしくお願いします。今日は夜遅くまでありがとうございました。

聞いてよ市長!さいたま市民政策プレゼンテーション閉会挨拶

Oneさいたまの会「聞いてよ市長!さいたま市民政策プレゼンテーション」閉会挨拶は浜口健司さいたま市議会議員です。

聞いてよ市長!さいたま市民政策プレゼンテーション
https://www.youtube.com/watch?v=3ZvmlLzOHLs
自殺0を目指す 明日の約束プロジェクト
https://www.youtube.com/watch?v=ZFZlsCm5Oik
武蔵浦和コミュニティーセンター多目的ホール
https://www.youtube.com/watch?v=X1_aaYaSPmY
お問い合わせ
記事検索
マンションだまし売り被害を消費者契約法で解決。何者のだましの堤防も崩す/Amazon Kindle出版/SDGs/No Drug/林田医療裁判/中野相続裁判/二子玉川再開発問題/書評/相互フォロー Amazon著者サイト https://t.co/UYgLxuxqEN… Web https://t.co/LPB5TY3j0t
  • ライブドアブログ